森山大道写真展「記録そして記憶」
2007年10月26日(金) − 11月25日(日)
10:00 - 20:00
休館日 11月20日(火)
一般:400(300)円 学生:300(200)円
- ()は前売料金/チケットぴあ
- 再入場可
- 中学生以下無料
- アルティアムカード会員無料

(c)DAIDO MORIYAMA
写真家の内なる旅「記録」×森山セレクトにおけるベスト30作品×映像
1960年代末期~70年代初頭、「アレ、ブレ、ボケ」と形容される独特の表現で、日本写真界に大きな衝撃を与えた森山大道。モノクロームに焼き付けられた色あせない世界は、写真ファンはもとより若者を中心とした新たなファン層から絶えず支持され、99年から始まった回顧展も世界各地で成功を収めています。
その森山大道が72年に自費で刊行、その後30年以上もの間休刊となっていた幻の個人写真誌「記録」が、この度復刊され、第6号より再スタートしました。既存のメディアにとらわれない自由な表現の場を目指し創刊された「記録」ですが、刷部が希少でかつオイルショックなどの理由により第5号をもって休刊となっていたため、早い時期から幻の雑誌と呼ばれていました。こうして個人写真誌に孤軍奮闘していた72年、自身にとって大きな節目となる写真集「写真よさようなら」を同時刊行、森山スタイルにより写真界に新たな歴史を作ります。言い換えれば、この転換期に作られた「記録」は、森山の一進一退の思考を記録した写真家の内なる旅なのです。
その「記録」の記念すべき再スタートを機に、三菱地所アルティアムでは、「森山大道写真展『記録そして記憶』最新作『記録』誌からと、半世紀におけるベストワークスと題し、森山大道の半世紀にわたる写真人生を振り返ります。
会場では、これまで世に出された膨大な作品の中から森山大道を交えて選出されたベスト作品を大判で、また最新作となる写真誌「記録」6,7,8、号から(9月に第8号刊行予定)初公開作品を含めたオリジナルプリント合計約100点を一堂に展示。更に、「写真よさようなら」の8ミリビデオ版とも言える貴重な映像作品「25時 Shinjuku、1973」も上映いたします。