マイケル・リン展「間」
2009年9月5日(土) − 10月11日(日)
10:00 - 20:00
休館日 9月15日(火)
一般:400(300)円 学生:300(200)円
- ()は前売料金/チケットぴあ
- 再入場可
- 高校生以下無料
- アルティアムカード会員無料
- レターセット付き入場券一般600円、学生500円

"Green House" 2008 エマリュジョン 794x437cm/794x62.5cm/
794x50cm 九州大学伊都キャンパス ウェスト2号館、福岡
マイケル・リンの国内初となる個展を開催!
伝統的な台湾のテキスタイル模様を応用し、建築空間にこれを引きのばしてペイントする新しい絵画表現を確立。
近年では、身近な布の模様やパターンを大きなスケールで描いたスタイルを発展させ、制作を行う地域の伝統的・文化的モチーフ、空間の建築的特徴や場所との関係性を現地のリサーチを経て呼吸した作品を展示する。
初の大型個展となる本展では、日本の建築的モジュールを取り入れ、これまでのスタイルをさらに発展させ、動きを与えた絵画インスタレーションを展開する。
本展インスタレーション
本展では、日本の伝統建築をベースに、彼の手で独特なアレンジを加えた絵画インスタレーションを発表する。これまでのスタイルをさらに発展させ、観客が体感できる、動きを持った作品を展開する。
また、本展と同時期に第4回福岡アジア美術トリエンナーレ2009が開催される。国内外からアートファンが集う2009年秋に、現在もっとも多忙を極める作家を紹介する機会となる。
「間」 ma / マイケル・リン
この「間」とは、物体のない展覧会である。
「間」は行為であり、パフォーマンスであり、もしくは、ちょっとした散策である。
定められた物語や順序はない。
ここにあるのは、それぞれの人が遭遇する、数々の感覚と体験。
決まったルールもなく、間から間へと、気ままに移動する行為そのものが、パフォーマンスとなる。
戸が開かれ、閉じられる動作は、ものごとの始まりと終わりを合図する。
自らの身体の動きや感覚に沿って、空間を自由に移動しながら、
それぞれの物語を紡いでほしい。
人が訪れる度に、新しい体験や物語が生まれていく。
同じものはひとつとしてないのだ。
ひとつの動きは常に、新たな時間の流れと、新たな速度を予期する。
「間」の主人公は、あなたである。
人の存在なしに、「間」が存在することはない。
Michael Lin マイケル・リン
1964年 東京生まれ。台北とパリ、ベルギーを中心に活動。
1990年 オーティス・アート・インスティチュート、パーソンズ・スクール・オブ・デザイン(ロサンゼルス、アメリカ)卒業、
1993年アートセンター カレッジ・オブ・デザイン修士(パサデナ・カリフォルニア州)修了。
福岡アジアトリエンナーレ(1999)をはじめ、光州ビエンナーレ(2002)、広州トリエンナーレ(2005)など多数の国際展に参加。
主なパブリック・コミッション
2008
十和田市現代美術館(青森、日本)
九州大学(福岡、日本)
BLIND WALL PROJECT(ゲント、ベルギー)
2007
L’ECOLE DES CIGALES(ボーソレイユ、フランス)
ROGALAND SCHOOL OF ART(スタバンゲル、ノルウエー)
2006
KUNSTLINIE(アルメラ、オランダ)
2004
金沢21世紀美術館(石川、日本)