蜷川実花・蜷川宏子 二人展
写真とパッチワーク・キルト、母と娘のコラボレーション
2012年3月20日(火・祝) − 4月22日(日)
10:00 - 20:00
休館日 4月17日(火)
一般:400(300)円 学生:300(200)円
- ()は前売料金/チケットぴあ
- 再入場可
- 高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料
- アルティアムカード会員無料
- MICARD(エムアイカード)提示で無料

© mika ninagawa
Courtesy of Tomio Koyama Gallery
若い女性を中心に絶大な人気を誇る、写真家・蜷川実花。キルト作家として活躍する母・蜷川宏子とのコラボレーション展、九州初上陸!
春の息吹を感じる3月、三菱地所アルティアムでは、写真家の蜷川実花と母・宏子による「写真」と「キルト」のコラボレーション・エキシビジョンを開催し ます。本展は、2011年夏、金沢での展示を皮切りに、大阪、東京へと巡回し好評を博しています。二人の作品が揃うのは九州初であり、これまで知ることの 少なかった蜷川宏子のキルト作品を娘・実花による写真作品と共にご紹介致します。
蜷川実花は、日本を代表する写真家として広告、ファッション、書籍や展覧会などで精力的に活躍しています。またパッチワーク・キルト作家・蜷川宏子は、国 際的に活躍する演出家・蜷川幸雄の妻として、また、ふたりの娘の母親として、日々の生活の中から次々と作品を生み出しており、現在は、人気キルト作家とし て注目されています。今回の展示では、キルト作品を鮮やかな自然の中で撮りおろした写真(画像2)をはじめ、金魚や花をモチーフとした新作を含む蜷川実花 の写真作品や蜷川宏子のキルト作品を一堂にご覧頂けます。さらに、会場をすべて鮮やかな色彩、もしくは写真を出力した壁面で統一し、その上に写真やキルト を展示するといった趣向を凝らした空間構成となっています。会場内には二人の作品を配した部屋(画像3)を設け、キルトを日々の暮らしの中で楽しむヒント をご提案致します。
母から娘に受け継がれた、濃厚で独特な色彩感覚。艶やかな満開の花々、まばゆいばかりの極彩色、ため息が出るような美しさ、絢爛豪華な世界観。蜷川実花 の作品を表現する言葉たちは、どれもが華やかで生命力に満ち溢れています。このビビッドな色彩感覚は、見事なまでに母親・蜷川宏子から受け継がれたDNA であることを二人の作品から発見するでしょう。幸せな気持ちを、ひと針、ひと針縫い進め、創りだしたチャーミングでアイデアに満ちたパッチワーク・キルト 作品と、娘・実花による写真作品が融合した華やかな蜷川ワールドをこの機会に是非、ご堪能ください。
Profile
蜷川実花
フォトグラファー。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。国内外を問わずファッション、広告、映像などジャンルをクロスオーバーする活動で注目を集め続ける。映 画『さくらん』監督。個展「蜷川実花展―n上の花、天上の色―vは東京、岩手、鹿児島、兵庫、高知の美術館を巡回。東京のオペラシティアートギャラリー、 鹿児島の霧島アートの森では最多動員記録を更新し、合計約18万人を動員した。2010年Rizzoli N.Y.から写真集「MIKA NINAGAWA」を出版、欧米を中心に世界各国で話題となっている。
蜷川実花監督映画『ヘルタースケルター』7月14日(土)全国ロードショー(原作:岡崎京子/主演:沢尻エリカ)
蜷川実花 オフィシャルサイト:http://ninamika.com/
蜷川宏子
パッチワーク・キルト作家。女優、真山知子として俳優座の養成所、劇団青俳、現代人劇場に所属し、舞台、映画、テレビで活躍。次女出産後、女優の仕事を控 えて家事、育児に専念。かねてからの念願であったパッチワーク・キルトを基礎から学ぶべく鷲沢玲子氏に師事。手芸の域を超えた、既成概念にとらわれない自 由な発想から生まれる作品には定評がある。夫は、舞台芸術家・蜷川幸雄氏。2011年12月までNHK出版「すてきにハンドメイド」にて「蜷川宏子のマン スリーキルト」を連載。著書「蜷川ファミリー」(朝日新聞出版)が好評発売中。