藤森照信建築 と「鸛庵」
2014年4月26日(土) − 5月25日(日)
10:00 - 20:00
休館日 5月20日(火)
一般:400(300)円 学生:300(200)円
- ()は前売料金/チケットぴあ
- 再入場可
- 高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料
- アルティアムカード会員・イムズカード(三菱地所グループCARD)会員無料

《鸛庵》photo:Martin Müller
独創的な建築を創り続ける藤森照信。 注目の最新作『鸛庵』とは!?
日本で最も影響力のある建築家であり建築史家である藤森照信。木材、葦、藁、炭、銅、粘土、石…自然素材を用いる彼のスタイルには日本古来の文化・歴史が通底しています。そんな彼の最新作が『鸛庵(こうのとりあん)』。2009年から作曲家フランツ・リストの生誕地として知られるオーストリアの小村ライディングで10人の著名な日本人建築家によって進めてられてきた『Raiding Project』の最初の具体的建築物です。『鸛庵』は、茶室のにじり口などの日本様式を取り入れ、芸術作品でありながら実際に宿泊できる建物。さらに、屋根の上方に本物のコウノトリの巣が設けられ、夏になるとアフリカからやってくるコウノトリといっしょに暮らすことができます。今回の展覧会では、藤森照信のこれまでの代表作品として初期作品などを模型や写真で紹介するとともに、『鸛庵』の初期のアイデア構想から最終的な建設まで、模型はもちろん、スケッチやオブジェクト、写真、映像を駆使して、藤森の仕事を総合的にご紹介します。
藤森 照信 プロフィール

photo:Roland Hagenberg
1946年長野県生まれ。東北大学、東京大学大学院に進学。その後、近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残し、2010年3月まで東京大学生産技術研究所教授、同年4月より工学院大学建築学科教授を務めた。
建築家としては故郷・長野県茅野市で神長官守矢史料館(1991)を設計しデビュー。自然素材や植物を用いて、独創的な建築を創り続けている。また、藤森、友人、施主からなる「縄文建築団」が建築施工に参加し手作りすることも特徴。『ニラハウス』で1997年に第29回日本芸術大賞、『熊本県立農業大学校学生寮』で2001年に日本建築学会賞(作品)を受賞。2006年の第10回ヴェネチア、ビエンナーレ建築展では日本館のコミッショナー(兼出品者)に就任、自身の建築と、路上から観察できる森羅万象を対象とし、本来の意図とは異なる無用の「美」を採集する路上観察を紹介、「フジモリ」の名を世界に知らしめた。
九州にも『一本松ハウス』(福岡)、『ラムネ温泉館』(大分)等が建てられており、縁の地での展覧会となる。
新しいプロジェクト:
2013年 はま松ハウス(静岡)、老董軒(台湾)
2014年 神勝寺(広島)、たねや総合売場(滋賀)、空飛ぶ家(台湾)
お問い合わせ
主催等
主 催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社
協 力:Hargenberg Studio、hillside office、Woschitz Engineering、Domink Petz/Tischlerei Ecker、Community of raiding
後 援:Raiding Foundation、オーストリア大使館、TOTO、福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、
(一社)日本建築学会、(公社)日本建築家協会、(公社)日本建築士会連合会、(一社)日本建築士事務所協会連合会