東欧アニメーションの世界

ーポーランド・チェコ・クロアチアー

会期/開館時間

2015年5月23日 − 6月28日
10:00 - 20:00
休館日 6月16日

入場料

一般:400300円  学生:300200

  • ()は前売料金/チケットぴあ
  • 再入場可
  • 高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料
  • アルティアムカード会員・イムズカード三菱地所グループCARD会員無料

ボジヴォイ・ゼマン/カレル・ゼマン監督クリスマスの夢1945年
provided by National Film Archive
【会場内上映予定作品】

チェコアニメだけじゃない!かわいい×こわい!?魅力的な東欧アニメーション

「魂」を意味するラテン語animaに由来するアニメーション。止まっているはずの絵や人形に命が宿り動き出す様は、多くの人々を魅了します。本展では、東欧3カ国のアニメーションにスポットを当て、アニメーションはもちろん原画などの貴重な資料によって、その魅力を紐解きます。一見するとかわいいキャラクターが伝える風刺や教訓、美しい画面の中に込められた孤独や不安、アヴァンギャルドな実験アニメーションによる挑戦など、作り手たちの表現は多様です。その多様性の一方、どの作品の奥にも東欧の歴史が通奏低音として流れているようです。戦争、政治体制の転換、グローバル化といった激動の中で生み出されたアニメーションは、時代を映す鏡として私たちに様々なことを伝えてくれるでしょう。

展覧会では個性的な都市とスタジオ、作り手が登場します。イジー・トゥルンカなど、人形アニメの伝統を誇るチェコの首都プラハと、カレル・ゼマンらが活躍した東部の都市ズリーン。第二次世界大戦後に新聞漫画家や画家が集いアニメーションを作り始めたクロアチアの首都ザグレブ。2度のアカデミー賞を獲得したアニメーション・スタジオ「セ・マ・フォル」の拠点、ポーランドの工業都市ウッチ。それぞれの個性と伝統あるアニメーションを伝えるべく、チェコとクロアチアの作品は上映に加えて撮影に使われた人形や原画を展示し、ポーランドの作品は最新のものを交えた作品上映を通してご紹介します。また、関連イベントとして地元・福岡のアニメーションもあわせて発信し、最前線で活躍するクリエイターの仕事から都市とアニメーションの関係を探ります。

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ズデンコ・ガシュパノヴィチ監督サティ・マニア1978年原画
【原画展示/特別上映プログラム予定作品】

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スージー・テンプルトン監督ピーターと狼2006年
製作:セ・マ・フォル、ブレイクスルーフィルムズ
【特別上映プログラム】

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クレシミル・ズィモニチ監督アルバム1983年 セル画・背景画
【原画展示/会場内上映予定作品】

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ボリス・コラール監督ブーメラン1962年セル画
【原画展示/会場内上映予定作品】

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ヤン・シュヴァンクマイエル監督対話の可能性1982年
©Kratky Film Praha a.s.配給:チェスキー・ケー
【会場内ダイジェスト上映】

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カレル・ゼマン監督悪魔の発明1958年
provided by National Film Archive
【台本など展示予定作品】

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タデウシュ・ヴィルコシュ監督龍のバルナバ1977年
【会場内上映予定作品】

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デュシャン・ヴコティチ監督エアザッツ代用品1961年セル画
【原画展示/会場内上映予定作品】

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カレル・ゼマン監督ホンジークとマジェンカ1980年原画
【原画展示予定作品】

3カ国のアニメーションについて

アリのフェルダ1944年を制作するヘルミーナ・ティールロヴァー
provided by National Film Archive
【会場内上映予定作品】

チェコ共和国
チェコのアニメーション草創期に広告アニメーションから実験的なアニメーションまで幅広く製作したカレル・ドダル1900-1986。ズリーンでアリのフェルダ1944年など人形アニメーションを撮ったヘルミーナ・ティールロヴァー1900-1993。コマ撮りと実写を組み合わせたSF長編映画で一世を風靡したカレル・ゼマン1911-1989。 戦前から挿絵や人形劇で活躍し、戦後まもなくアニメーション映画を手掛け、チェコの古代伝説1952年を始めとする人形アニメーションで国際的に高く評価されたイジー・トゥルンカ1912-1969。シュルレアリスムの表現としてのクレイ・アニメーションによって独自の世界観を築いたヤン・シュヴァンクマイエル1934- 。日本でも人気の高いチェコアニメーションの魅力的な個性を、パペットや原画、映像や資料でご覧いただきます。

 

 

デュシャン・ヴコティチ監督エアザッツ代用品1961年セル画
【原画展示/会場内上映予定作品】

クロアチア共和国
1956年にアニメーション・スタジオを設立したザグレブ・フィルム。そのグラフィック表現が特徴的な作品群から、アカデミー賞短編アニメーション部門で海外作品として初めて受賞したデュシャン・ヴコティチ1927-1998監督のエアザッツ代用品1961年、ボリス・コラール1933-監督の戦争の影に怯えて軍拡に進む国家を風刺したブーメラン1962年、ネデリコ・ドラギッチ1936-監督のトン・トン1972年、2008年からザグレブ・フィルムの芸術監督を務めるクレシミル・ズィモニチ1956-監督のアルバム1983年などを紹介します。日本では大きく紹介される機会が少なかったクロアチアの作品群について、映像はもとより、原画、セル画、ストーリーボード、背景画などを通して多角的に迫ります。

 

 

タデウシュ・ヴィルコシュ監督龍のバルナバ1977年
【会場内上映予定作品】

ポーランド共和国
セ・マ・フォルは、ポーランド中央部、かつて繊維工業の中心地として知られ、今なお石畳とレンガの街並を残す街ウッチに1947年に設立されたヨーロッパで最も歴史のあるアニメーション・スタジオのひとつです。人形によるストップモーション・アニメーション制作を得意とし、これまでに850本を超える作品を生み出しました。ズビグニェフ・リプチンスキ1949-監督のタンゴ1980年とスージー・テンプルトン1967-監督のピーターと狼2006年により、アカデミー賞短編アニメーション部門で2度の栄冠を得ています。近年は、自主企画のみならず欧米や日本を含む海外のアニメーションの制作にも活動の幅を広げています。1950年代から近年にかけての作品を、映像や資料を中心にご紹介します。

主催等

主催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社
特別協力:ポーランド映画製作者協会、ポーランド・アニメーション・プロデューサー協会、セ・マ・フォル、チェコ国立映画アーカイブ、カレル・ゼマン・ミュージアム、ザグレブ・フィルム
後援:駐日ポーランド共和国大使館、ポーランド広報文化センター、駐日チェコ共和国大使館、チェコセンター、駐日クロアチア共和国大使館、福岡市、福岡市教育委員会、公財福岡市文化芸術振興財団
企画協力:株式会社イデッフ
協力:株式会社 九州インターメディア研究所、デジタルハリウッド福岡校

まもなく開催

2016/9/3 − 9/25  |  10:00-20:00  

石川竜一

okinawan portraits 2012-2016

予告

2016/10/1 − 10/30  |  10:00-20:00   |  休館日 10/18

都築響一 僕的九州遺産

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