Local Prospects 4
この隔たりを
2018年10月27日(土) − 11月18日(日)
10:00 - 20:00
休館日 11月6日(火)
一般:400(300)円 学生:300(200)円
- ( )は前売料金/チケットぴあ・10名以上の団体料金
- 再入場可
- 高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料
- アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD(イムズカード)会員無料

上から
木浦 奈津子《うみ》2018年 油彩、キャンバス 38×45.5cm
寺江 圭一朗《あなたの反応が私をつくる。私の行動があなたをつくる。》2018年 ビデオ、写真など サイズ可変
吉濱 翔《びおんオーケストラ》2014年 ビデオ 32分
地域の将来を見据える展覧会シリーズ第4弾!
「この隔たりを」をテーマに気鋭の作家3名による多彩な作品を紹介します
三菱地所アルティアムでは、九州・沖縄とその周辺地域を拠点とする作家を紹介する展覧会シリーズ「Local Prospects 4」を開催いたします。本シリーズは、地域を見つめる多様な視点の創出と対話の深化を目指す展覧会シリーズとして2015年に初開催したグループ展です。タイトルの「Prospects=将来性」という意味の通り、これからの活躍が期待される作家を公募で選出し、発信します。
第4回となる本展は、テーマを「この隔たりを」とし、自らが切実に感じる違和感、距離、差異といった“隔たり”に対して、新たな関係性の在り方を模索する表現に焦点を当てます。日常の何気ない風景を、心象風景ではなく、他者に対して開かれた新しい風景画として描く木浦奈津子。非母国語圏の人と不完全な言葉で対話を重ね、その非言語的関係を作品化する寺江圭一朗。沖縄の文化や歴史を題材に、関係性をテーマに制作する吉濱翔。
日々溢れる様々な“隔たり”に対し、私たちはどのような在り方をするのかを問われ、対峙するものが変化する度にアップデートを強いられる時代を生きています。現代を生きる作家たちの表現が、私たちに様々な思考を促すことでしょう。
■出展作家(五十音順・敬称略)
木浦 奈津子(1985年鹿児島県生まれ、鹿児島県在住)
寺江 圭一朗(1981年広島県生まれ、東京都在住)
吉濱 翔(1985年沖縄県生まれ、沖縄県在住)
プロフィール
木浦 奈津子 Kiura Natsuko
1985年鹿児島県生まれ、鹿児島県在住。2010年尾道大学大学院美術研究科油画専攻修了。主な個展に 2015年「過ぎゆく景色」(トーキョーワンダーサイト渋谷/東京)、2017年「スナップショット」(Takashi Somemiya Gallery/東京)。主なグループ展に、2014年「今日を過ごす方法」(高松市塩江美術館/香川)、2016年「In Focus7」(尾道市立大学美術館/広島)。受賞歴として、2014年「トーキョーワンダーウォール2014審査員賞」(東京都現代美術館/東京)。
http://natsukokiura.blogspot.com
寺江 圭一朗 Terae Keiichiro
1981年広島県生まれ、東京都在住。2005年大分大学大学院教育学研究科修了。2005~2008年3号倉庫(福岡)のレジデンスプログラムに参加。2015年「第13回リヨンビエンナーレ Rendez-vous15」(IAC/フランス)に参加。2016年に平成28年度ポーラ美術振興財団在外研修員として、2017年に平成28年度文化庁新進芸術家海外研修員としてオルガンハウス(中国)に滞在。福岡市西区にアトリエ「+100P(ぷらすひゃくぴー)」を構える。
http://www.terae.info

撮影:田中和人
吉濱 翔 Yoshihama Syo
1985年沖縄県生まれ、沖縄県在住。2010年沖縄県立芸術大学絵画専攻卒業。2017年に平成29年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてロンドンに滞在。即興表現の技法や思考術を社会との関わりに応用させた活動や、サウンドを素材としたインスタレーション/パフォーマンスなどをおこなう。bar spiritual fitness(増本泰斗との共同プロジェクト)、野生派(石 川竜一/ミヤギフトシ/木村絵理子/渡辺郷/ルーベン・キーハンとの共同プロジェクト)、Arts Tropical(芦立さやかとのアートスペース運営)など、多くのコラボレーションワークもおこなう。
http://syo-yoshihama.tumblr.com