浅田政志写真展『私の家族』
2021年2月6日(土) − 3月14日(日)
10:00 - 20:00
初日2/6(土)のみ、イベント開催のため13:00オープン
休館日 2月16日(火)、2月17日(水)
一般:400(300)円 学生:300(200)円
- ( )は前売料金(チケットぴあ 685-517 1/9より発売)
- 再入場可
- 高校生以下・障がい者等とその介護者 1名は無料
- アルティアムカード会員・三菱地所グループ CARD(イムズカード)会員無料
- 当面の間、団体入場割引きはいたしません。会場内の混雑・密集を避けるため入場制限をおこなうことがございます。
- 状況により、変更・中止する場合がございます。

浅田政志『浅田家』消防士(2006年)
一枚の写真で自分を表現しなさい。
選んだのは家族でした。
「家族」をテーマに写真を撮り続け、新しい「家族写真」の世界をつくりあげた写真家・浅田政志。2020年公開の映画『浅田家!』は、浅田の写真集を原案として生まれました。浅田が写真家になるまでの過程、家族写真を撮り続ける日々、多くの人を惹きつけてやまない浅田の魅力が映画にも描かれています。
浅田は、父と母、兄と自身の家族4人が消防士やバンドマン、ラーメン屋や極道に扮して撮影した写真集『浅田家』を2008年に出版、第34回木村伊兵衛写真賞を受賞し、一躍注目を集めました。その始まりは、日本写真映像専門学校に通う20歳のときの「一枚の写真で自分を表現しなさい」という課題でした。本展では、家族写真の原点となった年賀状や写真学校の卒業制作、代表作『浅田家』、全国各地の家族を撮影した『みんな家族』、東日本大震災の写真洗浄の現場を記録した『アルバムのチカラ』などの作品約150点を展示します。そして、新たなシリーズ、福岡での撮り下ろしの新作『私の家族』を発表します。会場では、浅田演出によるフォトスポットでの撮影もお楽しみいただけます。
浅田政志の家族写真は、家族を、大切な人を想うことを、一枚の写真の持つ力を、感じさせてくれることでしょう。浅田だからこそ築き得た家族写真。浅田のカメラがとらえてきた20年間の家族写真の軌跡を、ぜひ体感してください。
プロフィール
浅田政志(あさだ まさし)
写真家。1979年三重県生まれ。専門学校の課題をきっかけに自身を含めた家族写真をセルフタイマーで撮るようになる。写真集『浅田家』(2008年、赤々舎刊)で2009年に第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2020年は『浅田家』、および『アルバムのチカラ』(2015年、赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家!』が公開され、10年ぶりの写真集となる『浅田撮影局 まんねん』(2020年、青幻舎刊)を発表。PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO)にて新作展を開催するなど大きな反響を集める。
併設ショップ

浅田政志 『浅田家』赤々舎 (2008年)

文:藤本智士 写真:浅田政志『アルバムのチカラ 増補版』赤々舎 (2020年、2015年初版)
本展会期中、会場併設のアートショップ・ドットジーにて、関連グッズや書籍などを販売いたします。