アルティアム最後の展覧会

絶望を覆すことができない恋を正義とせよ、きみが、死んでも残る花。

会期/開館時間

2021年7月14日 − 8月31日
10:00 - 20:00
最終日8/31は19:00まで

会期中休館日なし

入場料

一般:400300円  学生:300200

  • 再入場可
  • 高校生以下・障がい者等とその介護者 1名は無料
  • は前売料金チケットぴあ Pコード 685-575
  • アルティアムカード会員・三菱地所グループCARDイムズカード会員無料
  • 団体入場割引きはいたしません。会場内の混雑・密集を避けるため入場制限をおこなうことがございます。
  • 状況により、変更・中止する場合がございます。
関連イベント

本展メインビジュアル

アルティアム最後の展覧会
過去にアルティアムで展示し、さらなる活躍を続ける7名によるグループ展

 

三菱地所アルティアムは、最後の展覧会「絶望を覆すことができない恋を正義とせよ、きみが、死んでも残る花。」を開催します。本展は、過去にアルティアムで展示し、さらなる活躍を続ける作家7名によるグループ展です。タイトルは、出品作家の一人である最果タヒが、アルティアム閉館前最後となる本展に寄せて書き下ろした詩の一文です。
アルティアムは、1989年の開館以来、“時代の新しい表現”を紹介する場所として、美術、デザイン、建築、文学、映画、演劇、ファッション、食など、幅広いジャンルの展覧会を開催してきました。特に、現代美術においては、中堅作家の個展や地元作家の紹介に力を入れてきました。
芸術作品には、様々な解釈を可能にする豊かさがあります。個人的体験である鑑賞が、深い内省を伴う時、私たちの世界観は広がります。視野が広がり、着眼点が増え、言葉にならない感覚や考えを認識する機会にもなります。アルティアムがなくなっても、来場者それぞれが獲得した鑑賞体験が、各々の心に長く留まることを願って、本展を開催します。

〈出品作家 7名〉
塩田 千春/淺井 裕介/潘 逸舟/津田 直/山内 光枝/鹿児島 睦/最果 タヒ     

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塩田千春《DNAからの対話》2004年 日本美術技術博物館ポーランド・クラクフ Photo by Sunhi Mang
© Chiharu Shiota and JASPAR, Tokyo, 2021

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淺井裕介《空から大地が降ってくるぞ》2019年 WULONG LANBA ART FESTIVAL 2019中国・重慶 © Yusuke Asai

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潘逸舟《where are you now》2020年 日産アートアワード2020神奈川 Photo by Keizo Kioku

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津田直《やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる #15》2020年
© Nao Tsuda, Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

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山内光枝《潮汐》2012-2020年 HDコンバートSD映像、スマートフォン撮影HD映像
© Yamauchi Terue

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鹿児島睦作品 Photo by Stefano Massei

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最果タヒ《詩になる直前の、アルティアムは。》2020年 三菱地所アルティアム福岡
Photo by Ayako Koga

三菱地所アルティアムについて

三菱地所アルティアムは、三菱地所の文化支援事業の一環として1989年4月12日に開館しました。
訪れる人々がアーティストや作品と一体になり、気軽にアートartを楽しむことができるスタジアムstadiumのような親しみやすいギャラリーを目指してアルティアムARTIUMと命名されました。
開館当初から現代アートを中心に、デザイン、建築、ファッションなどジャンルを限定することなく、既存の評価にとらわれることもなく、時代を表す様々な芸術表現を紹介してきました。なかでも、独自の表現や思想を確立しつつも、これから先も新たな展開が見込まれる中堅アーティストの展覧会を積極的におこなってきました。
“時代の新しい表現”を重視する方針には、イムズが従来の商業ビルの枠を超えた情報受発信基地というコンセプトを掲げているという背景があります。
人と情報の交流拠点となることを目指し設計されたイムズは、共用スペースが多いことも特徴のひとつです。イムズは、この共用スペースで、開館当初から1999年まで、地元作家の公募展九州コンテンポラリーアートの冒険通称コンポラをおこないました。これを受けて、アルティアムでは、1991年から1999年まで、コンポラに出展した作家の中から1名を選出し、イントロダクションシリーズと題して個展を開催。それ以降、アルティアムではFor Rent! For Talent!シリーズ2005〜2009Local Prospectsシリーズ2015〜2019など、“地元作家の支援”企画を断続的に開催してきました。
また、アルティアム開館当時は福岡市がアジア地域を重視した文化政策をおこなっており、野外展示ミュージアム・シティ・天神1990〜2000でも多くのアジア作家が紹介されていました。アルティアムでも同様に、アジア作家の展覧会を度々開催したことも、特徴の一つです。
アルティアムは32年間にわたり、福岡の文化発信拠点のひとつとして、意欲的な企画を開催してきましたが本展を最後に閉館します。

出展作家プロフィール

塩田千春《不確かな旅》 2019年
© Chiharu Shiota and JASPAR, Tokyo, 2021
Photo by Sunhi Mang
Photo Courtesy: Mori Art Museum, Tokyo

塩田 千春 Shiota Chiharu
1972年大阪府生まれ。ベルリン在住。生と死という人間の根源的な問題に向き合い、生きることとは何か存在とは何かを探求しつつ、その場所やものに宿る記憶といった不在の中の存在感を糸で紡ぐ大規模なインスタレーションを中心に、立体、写真、映像など多様な手法を用いた作品を制作。
2019年、森美術館にて個展塩田千春展:魂がふるえるを開催。2015年、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展、日本館代表作家。
三菱地所アルティアムでは、2012年に塩田千春 他者である私を開催。

 

 

 

淺井裕介《その島にはまだ言葉がありませんでした》 2020年
Photo by Ichiro Mishima
© Yusuke Asai, Courtesy of ANOMALY

淺井 裕介 Asai Yusuke
1981年東京都生まれ、東京在住。2003年よりマスキングテープに耐水性マーカーで植物を描くマスキングプラントや、滞在制作する各々の場所で採取された土と水を使用し、動物や植物を描く泥絵や、アスファルトの道路で使用される白線素材のシートから動植物の形を切り出し、バーナーで焼き付けて制作する植物になった白線など、条件の異なったいかなる場所においても作品を展開する。
主な個展に、淺井裕介—絵の種 土の旅彫刻の森美術館、2015-2016年yamataneRice Gallery、ヒューストン、2014年など。
三菱地所アルティアムでは、2010年に淺井裕介 ショッピングを開催。

 

 

 

潘逸舟《わたしは家を運び、家はわたしを移す》
水戸芸術館現代美術ギャラリー茨城
Photo by Yuzuru Nemoto

潘 逸舟 Han Ishu
1987年中国上海市生まれ。現在東京在住。映像、インスタレーション、写真、絵画など様々なメディアを用いてアイデンティティに言及する作品を制作している。社会と個の関係の中で生じる疑問や戸惑いを、自らの身体や身の回りの日用品を用いて、映像、インスタレーション、写真、絵画など様々なメディアを駆使しながら、真摯に、時にユーモアを交えながら表現する。日産アートアワード2020グランプリ受賞。2020年、神戸アートビレッジセンターKAVCにて、個展いらっしゃいませようこそを開催。
三菱地所アルティアムでは、2016年にLocal Prospects 2 アイデンティティに出品。

 

 

 

津田直《やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる #1》2020年
© Nao Tsuda, Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

津田 直 Tsuda Nao
1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている写真家。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すため、見えない時間に目を向ける。作品集にSMOKE LINEStorm Last Night共に赤々舎Elnias Foresthandpicked等がある。
2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。大阪芸術大学客員教授。2014年、個展On the Mountain PathGallery 916を開催。2019年、Reborn-Art Festival 2019宮城・小積エリアに出品。
三菱地所アルティアムでは、2018年に津田直 エリナスの森 を開催。

 

 

 

 

山内光枝《信号波》2020-21年
シングルチャンネル映像
© Yamauchi Terue

山内 光枝 Yamauchi Terue
1982年福岡県生まれ。2010年頃に裸の海女が佇む一枚の古い写真と出逢い、それまで抱いていた日本人像や人間像が溶解していくような衝撃を受ける。その後現在にいたるまで、主に黒潮・対馬暖流域の浦々で滞在を重ねながら、海を基点とした人間や世界のあらわれを母胎に表現活動を続けている。東京ドキュメンタリー映画祭2019長編部門奨励賞受賞。
2021年3/27~6/13段々降りてゆく熊本市現代美術館、2020年ドマーニ・明日展 plus Online 2020:<前夜>を生きるonline.domani-ten.comに出品。
三菱地所アルティアムでは、2015年にLocal Prospects−海をめぐるあいだに出品。

 

 

鹿児島睦作品
Photo by Stefano Massei

鹿児島 睦 Kagoshima Makoto
福岡生まれ。美術大学卒業後、インテリアショップでのディスプレイやマネージメントを経て、現在は福岡市内にある自身のアトリエにて陶器やファブリック、版画等を中心に制作。日本国内のみならず、L.A.、台北、ロンドンなどで個展を開催、近年では世界中にファンが広がっている。陶器にとどまらず、空間への壁画制作や国際的なアートプロジェクトへの参加など活動の幅は多岐に渡る。
MESSUMS London 、CHARIOTS ON FIRE、小器台湾にて個展を開催。
三菱地所アルティアムでは、2017年に鹿児島睦の図案展を開催。

 

 

 

最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです三菱地所アルティアム福岡2020年

最果 タヒ Saihate Tahi
1986年生まれ。2006年、現代詩手帖賞受賞。2008年、第一詩集グッドモーニングで中原中也賞を受賞。2015年、詩集死んでしまう系のぼくらにで現代詩花椿賞を受賞。その他の主な詩集に空が分裂する夜空はいつでも最高密度の青色だ同作は2017年石井裕也監督により映画化
エッセイ集にきみの言い訳は最高の芸術好きの因数分解、小説に星か獣になる季節十代に共感する奴はみんな嘘つきなどがある。作詞提供もおこなう。2019年に横浜美術館で個展開催。
三菱地所アルティアムでは、2020年に最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。を開催。

お問い合わせ

三菱地所アルティアムイムズ8F
〒810-0001 福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8Fアクセスはこちら
TEL. 092-733-205010:00 - 20:00 / E-Mail

主催等

主催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社
協力:ANOMALY、KENJI TAKI GALLERY、Reborn-Art Festival、suyama design、Taka Ishii Gallery Photography / Film
後援:福岡市、公財福岡市文化芸術振興財団