氷室友里のテキスタイル展

SNSキャンペーン

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展覧会ハッシュタグをつけてSNS投稿した画面のご提示で、YURI HIMURO ポストカードを1枚プレゼントします。

<応募方法>
1. アルティアム会場内で撮影した画像や感想をSNS(Facebook,Twitter,Instagram)で展覧会ハッシュタグをつけて投稿
#氷室友里 #氷室友里のテキスタイル展 #三菱地所アルティアム #YURIHIMURO #artium
2. 受付で投稿画面を提示
3. その場でポストカードを差し上げます

キャンペーン期間:11月16日〜12月15日 10:00〜20:00
お渡し場所:三菱地所アルティアム受付イムズ8F

【展覧会ページ】
氷室友里のテキスタイル展
TEXTILE PLAY GROUND

2019/11/16 − 12/15

世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦

SNSキャンペーン

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展覧会ハッシュタグをつけてSNS投稿した画面のご提示で、特製しおりをプレゼントします。このしおりは、タラブックスにてシルクスクリーン制作時のミスプリントを再利用したものです。

<応募方法>
1. アルティアム会場内で撮影した画像や感想をSNS(Facebook,Twitter,Instagram)で展覧会ハッシュタグをつけて投稿
#世界を変える美しい本 #タラブックス展 #三菱地所アルティアム
2. 受付で投稿画面を提示
3. その場でしおりを差し上げます

キャンペーン期間:8月31日〜  10:00〜20:00
*しおりがなくなり次第終了いたします。絵柄はお選びいただけません。
お渡し場所:三菱地所アルティアム受付イムズ8F

【展覧会ページ】
世界を変える美しい本
インド・タラブックスの挑戦

2019/8/31 − 10/6

Local Prospects 4

公募審査結果発表

三菱地所アルティアムでは、九州・沖縄とその周辺地域を拠点とする作家を中心に、“いま、ここで紹介すべき作家”を発信する展覧会シリーズ「Local Prospects 4」を開催いたします。
2015年にスタートした本シリーズは、門戸の開かれた展覧会とするため、第2回から出展作家4名のうち1名を公募で選出してきました。回を重ねて迎えた今回の「Local Prospects 4」では、さらなる可能性を求めて、出展作家全員を公募で選出いたしました。

絵画、写真、映像、インスタレーション、メディアアートなど、多彩な表現による46件のエントリーがありました。厳正なる審査の結果、下記の作家による展示プランが選出されました。この度のご応募、誠にありがとうございました。審査結果、審査員による講評は、以下の通りです。

●審査概要
募集期間:2018年6月1日(金)〜8月3日(金)
応募総数:46件
入選者:木浦 奈津子(1985年鹿児島県生まれ、鹿児島県在住)、寺江 圭一朗(1981年広島県生まれ、東京都在住)、吉濱 翔(1985年沖縄県生まれ、沖縄県在住)
審査員:後小路 雅弘(九州大学大学院人文科学研究院 教授)、阿佐美 淑子(三菱一号館美術館 学芸員)、宮本 初音(ART BASE 88/Fukuoka Art Tips)、山田 晃子(三菱地所アルティアム)

●審査員コメント
後小路 雅弘(九州大学大学院人文科学研究院 教授)
この展覧会の審査は初めてなので、過去3回との比較はできないが、応募者数も予想したよりずっと多く、内容的な面でも、箸にも棒にもかからないといったものはほぼなく、予想以上にレベルが高く、粒ぞろいだったので、選考にはたいへん苦労した。逆に言うと、全体のレベルは水準以上だが、その中でさらに突出している作家も見られず、どんぐりの背比べ、といった面も否めなかった。
審査というのは、今回に限らず常にそうだが、選考対象の作家や作品を審査するというよりは、自分自身の美術観や美意識、展覧会への向き合い方といったものを自ら問い直すことになる。今回は、作品そのものの持つ魅力、展覧会場での表現力といった面を判断基準にしたし、同時に、テーマの「隔たり」を、自己と他者(あるいは客体)との単なる図式を越えて深めているかどうか、そして、ローカリティがただの「九州/沖縄らしさ」といったレベルを越える、あるいは裏切る内実を持っているか、それが必然性や切実さに裏打ちされているかどうか、といったことを考えながら選んだ。
とはいえ、今回は公募展であり、わたしの個人的な基準をクリアする十分な実力のある作家を選ぶというより、ある到達点を目指して、呻吟し、歩み続ける、未完の可能性を意識的に選んだ、ということになるだろう。

阿佐美 淑子(三菱一号館美術館 学芸員)
展覧会「Local Prospects」も今年で4回目。今回は、3名の招待作家に加える公募作家一名を選ぶ第2回、第3回から発展、全員を公募とする形式をとった。その理由は、前回までの審査において、多くの応募作家の力量が招待作家に匹敵することが分かり、全て公募としたほうが展覧会として見応えが増すのではと運営側が予測したからだった。
その読みは当たった。応募数はこれまでで最高の46本、しかも、充実した作品が驚くほど多かった。そのため、審査には予想以上の時間を必要とした。レベルの高さに審査員全員が驚きの感想をもらしたのは痛快だった。福岡はもともと現代アートが盛んで、長年、若い作家のレベルが高く保たれているが、彼らがこの展覧会に注目し、挑んでくれたおかげで、展覧会そのものの成長が見えたからだ。また複数の九州在住の海外出身の作家の応募もあったことは、審査員にとって大変幸福なことだった。国内外に開かれたアートシーンが醸成されているのは、福岡の街の歴史を考えれば当然かもしれないが、大変好ましいことだ。
一つだけ残念だったのは、前回までの応募作品にも同様だったが、社会や歴史に眼差しを向けた作品が大変少なかったことである。自己と向き合う作品は、もちろん悪くない。が、福岡、日本を出て世界に挑むためには、自己だけでなく、世界を見つめ、思考を深め、それを作品に表現することが必要だ。次回展では、ぜひ自己の外へ開かれた作品を期待したい。

宮本 初音(ART BASE 88/Fukuoka Art Tips)
「人数、増やせないの?!」なんども選考の現場で発せられた声です。応募者数が少なかったのではありません。選出するアーティスト数を増やしたい、落とすには惜しい、そんな葛藤に溢れた選考会でした。
今回はアーティスト全員が公募ということで選出できる数が増えましたが、アーティストの力量や仕事のバリエーションを考えるともっと多くを選んで会場でせめぎあってほしいと思ってしまいました。それほど、熱い審査になったのはなぜか。
応募数が増えたことがひとつ。そしてその資料が見やすくなったということも一因です。過去のデータ、今回のコンセプト、その文字や画像のデータをもとに私たちは空想します、どんな作品が出てくるのか。ちゃんとそこを想起させる資料が増えたということです。なかなか採用されないと思っているかたは、ひとりで苦しまずアドバイスを受けたらよいと思います。アーティストはもともと資料より作品を作る人なのですから。
審査の結果、ユニークな3人が揃いました。テーマをどう咀嚼して作品が登場するか、また相互の関係もわくわくします。ただ、お気づきでしょうか、いま福岡に住んでいるアーティストが含まれていません。これは過去にもあった、福岡での公募展において対象が広がると出てくる現象です。福岡で「アートすること」が日本、アジア、世界の中でどんなポジションにあるのか、この展覧会を通して、私もまた考えることになるでしょう。

山田 晃子(三菱地所アルティアム)
今回の公募では、「この隔たりを」というテーマを設定することで、作家自身が切実に感じている違和感や距離などの“隔たり”に対して、どのような在り方を作品化しているのか、そしてそれを展覧会というフォーマットでどのように見せようとしているのか、という2つの問いを投げかけたことは、公募告知文に記した通りである。
そのため、テーマを独自に咀嚼し深く思考しているか、 作品として強度があり展示プランにすべてがうまく落とし込まれているか、という点を審査基準とした。寺江圭一朗に関しては、自身の思考行動や体験から生じる非言語的なものをうまく作品化している点を評価した。吉濱翔は、2014年以降の自身の創作活動を総括的にとらえてテーマ解釈するという独自のスタンスが興味深い。木浦奈津子は絵画という古典的フォーマットと技法で、他者に開かれた風景画をシンプルに追求し、展示プランでもその点に意識的であったことを評価した。3者ともにすばらしい展示空間をつくり出してくれるにちがいないと期待する。
また、今回は舞台芸術領域で活動しているアーティストからも複数応募があり、主催者としては、本シリーズが美術に限らず、広く関心を集めることができたことを大変うれしく思う。 応募いただいた作家全員に感謝するとともに、今回の応募が今後の制作活動にプラスになることを強く願う。

●展覧会概要
Local Prospects 4 この隔たりを
会 期:2018年10月27日(土)〜11月18日(日) ※11/6(火)は休館日
会 場:三菱地所アルティアム(福岡市中央区天神1-7-11イムズ8階)
時 間:10:00〜20:00
入場料:一般400(300)円、学生300(200)円、高校生以下無料、再入場可、( )内は前売料金/チケットぴあ・10名以上の団体料金、障がい者等とその介護者1名は無料、アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD(イムズカード)会員無料
主 催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社

【展覧会ページ】
Local Prospects 4
この隔たりを

2018/10/27 − 11/18

安野モヨコ展

【平日限定】SNS投稿キャンペーン

展覧会ハッシュタグをつけて、感想・写真を投稿しよう!投稿画面を提示のお客様に、安野モヨコ先生のポストカードをプレゼントします。

〈応募方法〉
1. SNS(Facebook,Twitter,Instagram)で展覧会ハッシュタグをつけて投稿
#モヨコ展 #安野モヨコ展 #三菱地所アルティアム
2. 受付で投稿画面を提示
3. ポストカードをゲット!

キャンペーン期間:2018年6月18日〜 10:00~20:00 ※終了いたしました。
*平日 100 名様限定。ポストカードがなくなり次第終了いたします。ポストカードはお選びいただけません。
お渡し場所:三菱地所アルティアム受付イムズ8F

【展覧会ページ】
安野モヨコ展
STRIP! PORTFOLIO 1996-2016

2018/6/2 − 7/16

鈴木マサルのテキスタイル展

連動企画③近隣ショップB・B・B POTTERS/LT LOTTO AND TRES

福岡市内のライフスタイルショップでも鈴木マサルのブランドOTTAIPNUのアイテムを販売しています。下記の期間にOTTAIPNUのアイテムを3,240円(税込)ご購入で先着15名様に本展招待券をプレゼント♪
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〈開催店舗〉
B・B・B POTTERS(スリービーポッターズ)
LT LOTTO AND TRES(エルティ ロットアンドトゥレス)

B・B・B POTTERS福岡市中央区薬院1-8-8 Tel 092-739-2080
開催期間:2017年12月9日~27日

LT LOTTO AND TRES福岡市中央区天神2-10-3 VIORO6F Tel 092-736-7007
開催期間:2017年12月9日~2018年1月14日

※両店舗とも無くなり次第終了。詳しくは各ショップへお問い合わせ下さい。

【展覧会ページ】
鈴木マサルのテキスタイル展
目に見えるもの、すべて色柄

2017/12/9 − 2018/1/14

鈴木マサルのテキスタイル展

連動企画①サテライト展示

イムズレストランゾーンのテラッサ(イムズ12F)でサテライト展示を開催中!
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会期中にテラッサご利用のレシートのご提示で、展覧会が割引となります。
該当レシートを本展ご入場時にアルティアム受付にご提示で2名様まで100円引きでご入場いただけます。
お得にお楽しみいただけるこの機会に両方の展示をお楽しみくださいませ!

期間:2017年12月9日~2018年1月14日休館日12/31,1/1月・祝
会場:テラッサイムズ12F
テラッサの営業時間は11:00~オーダーストップ22:30となっております。ご注意くださいませ。

【展覧会ページ】
鈴木マサルのテキスタイル展
目に見えるもの、すべて色柄

2017/12/9 − 2018/1/14

鈴木マサルのテキスタイル展

Xmasプレゼントキャンペーン

対象のSNS投稿画面をアルティアム受付提示で、「オリジナルキャンディ」をプレゼント!
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◆オリジナルキャンディ応募方法〈先着250名様〉◆
①アルティアム公式アカウントをフォロー(Facebook Twitter Instagram
②キャンペーン対象投稿に、いいね!またはリツイート・シェア
③投稿画面を入場時にアルティアム受付でご提示で、プレゼント!

さらに、スペシャルプレゼント!
会場で撮影したInstagramの投稿画面をアルティアム受付提示で、「OTTAIPNU傘」が当たります♪

「鈴木マサルのテキスタイル」展示の様子(GALLERY le bain/東京)2015年

「鈴木マサルのテキスタイル」展示の様子(GALLERY le bain/東京)2015年

◆OTTAIPNU傘応募方法〈抽選で4名〉◆
①会場内で写真を撮ろう!オススメは、傘を使った撮影です☂
②Instagramに「#鈴木マサルとアルティアム」をつけて投稿
③ ②の画面をアルティアム受付でご提示で、傘応募用紙をお渡しします
④応募用紙記入後、応募BOXに投函

注意事項
・展覧会終了後、抽選をおこない2018年1月中旬以降に発送となります。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。
・プレゼント対象の傘は、会場内で使用中のサンプル現品です。若干の傷など入っている場合がございます。また、色柄は選べません。
・応募条件は、日本在住の方とさせていただきます。

キャンペーン期間:2017年12月9日〜25日 10:00~20:00 ※キャンディは無くなり次第終了
お渡し場所:三菱地所アルティアム受付イムズ8F

【展覧会ページ】
鈴木マサルのテキスタイル展
目に見えるもの、すべて色柄

2017/12/9 − 2018/1/14

Local Prospects 3

公募枠審査結果発表

三菱地所アルティアムでは、九州・沖縄とその周辺地域を拠点とする作家を紹介する展覧会シリーズ「Local Prospects 3」を開催いたします。本展は2015年から開催し、昨年よりさらに門戸の開かれた展覧会とするべく、グループ展の中の1枠を公募で募集いたしました。絵画、写真、映像、インスタレーションなど、多彩な表現による32件のエントリーがありました。厳正なる審査の結果、下記の作家による展示プランが選出となりました。この度のご応募、誠にありがとうございます。審査結果、審査員による講評は、以下の通りです。

●審査概要
募集期間:2017年6月1日(木)〜8月14日(月)
応募総数:32件
入選者:三輪恭子(1982年宮崎県生まれ、福岡県在住)
審査員:竹口浩司(広島市現代美術館 学芸担当課長)、阿佐美淑子(三菱一号館美術館 学芸員)、宮本初音・木下貴子(Fukuoka Art Tips)、鈴田ふくみ・安田由佳子(三菱地所アルティアム)

●審査員コメント
竹口浩司(広島市現代美術館 学芸担当課長)
審査にあたっては次の3点を評価対象とした。1)テーマにそったコンセプトが適切に立てられているか、2)丁寧なプレゼンテーションができているか、3)「実際に見てみたい」と思える作品かどうか。ファイル審査である以上これらが総合的に判定されるわけだから、応募者はまずそのことを念頭に置いて書類を作成してほしい。とはいえ、例外がないわけではない。作品が圧倒的な魅力を放っていれば満場一致で決まることもある。しかし、今回に限ってはそういうケースがなかったと最初に伝えておくことにする。
そのなかで採用が決まった三輪恭子さんのプランは、テーマを自分なりに咀嚼して、制作の動機へとうまく引き寄せていた。近年取り組んでいるドローイングのシリーズはますます深く豊かなものとなり、切実な表現へと高められている。ただし内容的に詰め込みすぎで、かえって作品の魅力やコンセプトの可能性を減じてしまっているようにも思えた。作家自身の「原初の感覚」を伝えようとするだけでなく、鑑賞者のなかにどうやって「原初の感覚」を呼び覚ますのか。そこを熟考して展示に臨んでほしいし、展覧会オープンの瞬間を心待ちにしている。
また個人的には、「彫刻(史)」に対する果敢な挑戦を投げかける近藤祐史さんのオリジナリティと、鑑賞者を虚実の狭間に巻き込もうとする浦川大志さんのパワフルさにも惹かれた。

阿佐美淑子(三菱一号館美術館 学芸員)
九州・沖縄を基盤とした創造力を、全国へ、世界へと展開し、展望しようという「Local Prospects」の二回目の公募テーマは「原初の感覚」。大自然を皮膚感覚で捉えたような写真を撮る木下由貴、糸や布などの繊維を使い、繊細な手作業によって空間を創造する平川渚、身体の内部に踏み込んでくるかような荒々しい精神構造を備えた絵画の山下耕平という、個性の大きく異なる3名の招待作家の作品から「原初の感覚」というテーマが編み出だされた。
繊細な触覚と、骨太に流れる悠久の時間を融合したような、この難しいテーマに挑んだのは32組の作家たち。6名の審査員は提出された32冊のポートフォリオを読み込み、一旦数名に絞り込んだのちに決戦投票を行い、三輪恭子の平面作品を用いたインスタレーションが選出された。三輪は、自身のルーツや土地の歴史を繰り返し参照して制作を続けており、作品の表象がテーマに合致していたこともあったが、審査員からはここ数年の作品の展開が高く評価された。
32組の作品は、昨年度の応募作品よりも粒が揃った印象であり、また昨年に引き続き応募してきた作家も複数おり、二回目を迎える公募審査への期待度を実感させられた。ただ、作家にとっては各々が制作してきた作品について、与えられたテーマで新たに読み解く作業はかなりの困難を伴ったと推察され、審査側として、公募するうえでのテーマ設定について改めて考えさせられた。

宮本初音(Fukuoka Art Tips)
Local Prospects企画は2015年に始まった。初回からテーマ設定やアーティスト選考などをお手伝いしてきた。二年目(2016年)から公募が開始されたが、選考委員に加わったのは今回(2017年)からである。20年前は自分自身もイムズ主催の公募展に応募したことがあり、選考される側の意欲と不安を感じながら、応募資料を見させていただいた。
テーマが設定されていても、もともと自分がつくりたい作品があってテーマを引き寄せて資料をつくっているケースが少なくない。作品制作は正解を提示するものでなく、さらなる疑問を提示するものであっていいと思うので、引き寄せるだけでなく超えていくくらいの攻めでプランを作ったほうが伝わるのではないかと思った。自分流でもちろん構わないのだけど、企画者と対話ができるアーティストを選びたい。ここの線引きはけっこう微妙で、過去の作品で力量は充分あるが応募プランがテーマに合っていない場合が悩ましい。一方で公募慣れしているのかきっちりこなれたプランになっているが、本当にそのアーティストの個性に合っているのか分からないケースもある。
今回選ばれた人も選ばれなかった人も紙一重であるということは伝えておきたい。落ちたことで開ける道もある。かつて自分もそう言われ、そのときは信じていなかったけど、本当にそれはある。自分の仕事を信じて、プランや作品をつくり続けて欲しいと願う。

木下貴子(Fukuoka Art Tips)
本シリーズ展「Local Prospects」の立ち上げから企画協力で携わっている立場として言うのも何だが、応募された32点の作品全体を俯瞰して、非常に「地方」のポテンシャルを感じた。九州・沖縄およびその周辺地域を拠点に(あるいは出身に)、地方というハンデと優位性との狭間で表現活動をおこなう感覚は、今回のテーマである「原初の感覚」に近いものがあるのではないだろうか。しっかりしたレベルを保つプランの割合を高く感じた。
私の審査基準は、「原初の感覚」と作品のコンセプトが自然にリンクすることを前提に、完成時に「見てみたい」と感じられるアイデアと完成度への期待、そして「Prospects」(将来性)であった。今回選ばれた三輪恭子は、なかでもコンセプトの提示とプランが突出し、プラン内で提案するある一つの試みは印象的で、私自身の「見たい」という欲を掻き立てた。
完成度や将来性が大いに期待できそうな島内美佳(熊本)、鑑賞者にも「原初の感覚」を呼び覚ましそうな普遍的な力を感じさせる木浦奈津子(鹿児島)をはじめ、目を引く作家がほかに何人もいて、1人に選定を絞らねばならないのは惜しくもあった。だが、ここで終わりではない。多くの作家を知ることができ、来年度以降へと繋がるだけでなく「地方」への希望も湧く、実り多き審査会であった。それこそが本公募の一つの狙いであることを改めて感じさせてくれた応募作家たちに感謝するとともに、次回への意欲も強く期待したい。

鈴田ふくみ(三菱地所アルティアム)
本シリーズは2015年に初開催し、昨年からは若手作家の発掘を目的に、グループ展の中に公募枠を設けている。テーマを持ったグループ展でありながら、公募枠がある独自の構成となっており、必然的にテーマは、展覧会と公募どちらにも該当する必要があった。今回は先に招待作家を選考し、彼/彼女らの作品から「原初の感覚」というテーマを導き出した。
審査の基準は、テーマをいかに自身の制作に引き寄せて解釈し、第三者に伝えるプレゼンテーションができているか、という点を重視した。また、純粋な作品としての美しさや強度も考慮した。
選出作家である三輪恭子のプランは、近年取り組んでいるドローイングの魅力とテーマを自身の制作に置き換えて解釈し、プレゼンできている点が評価された。ただ、展示スペースに対して要素が多い印象があり、展示構成に工夫が必要だと感じられた。この点をクリアにし、さらに表現を深めて11月の展示に臨んで欲しい。
また、彫刻の技法をベースに様々な表現を試みる島内美佳、絵画の可能性を追究する今林明子の作品にも将来性を感じた。実力派の応募も見受けられたが、テーマとの結びつきがやや弱い印象もあり、惜しくも選外となった。
今回応募の展示プランは、何らかのかたちで実現して欲しいし、どこかで再会できれば嬉しく思う。応募いただいた作家全員に、今後の活躍への期待と惜しみないエールを送りたい。 

●展覧会概要
Local Prospects 3 原初の感覚
会 期:2017年11月11日(土)〜12月3日(日)
会 場:三菱地所アルティアム(福岡市中央区天神1-7-11イムズ8階)
時 間:10:00〜20:00
入場料:一般:400(300)円  学生:300(200)円、高校生以下無料、再入場可、( )内は前売料金/チケットぴあ・10名以上の団体料金、障がい者等とその介護者1名は無料、アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD(イムズカード)会員無料
主 催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社
助 成:公益財団法人 福岡文化財団

●出展作家
木下由貴(1986年佐賀県生まれ、福岡県在住/写真)
平川渚(1979年大分県生まれ、鹿児島県在住/インスタレーション)
山下耕平(1984年兵庫県生まれ、福岡県在住/絵画)
三輪恭子(1982年宮崎県生まれ、福岡県在住/絵画、インスタレーション)

【展覧会ページ】
Local Prospects 3
原初の感覚

2017/11/11 − 12/3

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