森のヒミツ COMPANY展

バスツアー うなぎの寝床プレゼンツ 八女のヒミツ レポート

4/1(日)に「バスツアー うなぎの寝床プレゼンツ 八女のヒミツ」を実施しました。当日は、COMPANYがコラボレートした3カ所の八女の職人さんを訪問しました。今回のイベントは、作り手の方たちとの交流を大切にするCOMPANYのスピリットに触れていただければと思い企画しました。バスツアー当日の様子を写真を交えてご紹介します!

1件目の訪問先へ向かう道中、特別ゲストの登場です!
COMPANYの二人から、バスツアー参加の皆さんに向けて、以前八女を訪れた時のことや、九州の森のイメージについて、ビデオメッセージをいただきました。

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八女のヒミツ1

1件目は、独楽工房 隈本木工所さんを訪問。創業100年を超える老舗独楽屋で、6代目の隈本さんが八女コマの歴史や特徴を丁寧に教えてくださいました。

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隈本木工所では、子どもたちの遊び方が変化し、また材料自体が入手困難になる中、手に取りやすいかたちで工夫を凝らしながらコマをはじめとする良質な木材玩具を制作されています。
隈本さんは、COMPANYとのコラボレートについて、デザインの斬新さに驚きながらも、一方で親近感も湧いて、北欧と日本の親和性を感じたとおっしゃっていました。
COMPANYとのコラボレート作品はこちら。見ている人までニコニコ笑顔になりますね。本展会場内には、2種類の新作も含めて展示していますので、ぜひチェックしてくださいね。

Secrets of Southern Japanシリーズより八女コマ《MOSS MOSS SPIN》 2017年

Secrets of Southern Japanシリーズより八女コマ《MOSS MOSS SPIN》 2017年

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途中、バスを降りて矢部川沿いを歩きながらお花見タイム。この時期ならではの八女のヒミツですね。

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歩いてお腹も空いてきたところで、元気食堂 八女サヘホさんへ。
2017年11月にオープンしたからだに優しい薬膳料理を提供する食堂です。今回はなんと、展覧会テーマである「森のヒミツ」をテーマにしたオリジナルメニューを準備いただきました!

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木と森をイメージして、ふんだんに使用したお野菜、森と海のつながりを表現したお味噌汁、切り株ケーキなど。素敵なストーリーが、それぞれのレシピに込められ、優しい美味しさのお料理でした。COMPAYの二人にもぜひ食べてもらいたいランチでした。
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今回、お料理を作ってくださった中村さん。お料理のコンセプトを聞きながら美味しくいただきました。ご馳走さまでした!

八女のヒミツ2

2件目の訪問先は、1836年創業、装飾提灯を手がける伊藤権次郎商店へ。展示会場でも、天井からディスプレイされた大小様々な提灯が会場空間の素敵なアクセントとなっています。
伊藤権次郎商店さんの提灯は、細い竹骨と和紙を使用した繊細なつくりが特長です。
COMPANYからは、「布を貼って、木をイメージしたフォルムの提灯を作りたい!」とのオーダーがあり、布をきれいに貼る作業に苦戦しながらも新しい形の提灯ができあがったそう。
COMPANYとのコラボレート作品はこちら。

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職人さんによる軽快なトークとともに、型に竹骨を螺旋状に巻いて、和紙を貼る工程を見学し、八女提灯のヒミツを知ることができました。

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八女のヒミツ3

最後の訪問先は、久留米絣の織元・創業70年の下川織物さん。
COMPANYがデザインしたこけしの目や鼻をあしらった絣の織元です。
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COMPANYと下川織物さんの取り組みは、2015年に青森県立美術館で開催された二人の展覧会の際に「こけし半纏を作りたい!」と、COMPANYから袢天メーカーの宮田織物に問い合わせがあり、久留米絣の織元である下川織物さんと繋がったのがきっかけだったそう。絣の構造とCOMPANYデザインのすり合わせを何度もおこないながら、完成したそうです。
下川織物さんは、ライフワークとして国内外のアーティストと様々な取り組みをしているそうで、「織物で会話する」という下川さんの言葉が印象的でした。

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そのほかにも、うなぎの寝床さんが運営し九州の商品も並ぶ素敵なスペース・旧寺崎邸や八女福島の街並みを散策し、八女の魅力満載の1日となりました。
訪問先では、職人さんのものづくりに対する想いや技に触れ、COMPANYのデザインのヒミツを体感することができました。

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会場には、佐賀や熊本の伝統工芸とコラボレートした作品も並んでいます。また4月15日(日)には、佐賀の郷土玩具「尾崎人形」の絵付けワークショップを実施します。ぜひお楽しみくださいね♪

ツアーコーディネート:茶のくに観光案内所、うなぎの寝床

【展覧会ページ】
SECRETS FROM FOREST
森のヒミツ COMPANY展

2018/3/17 − 4/22

森のヒミツ COMPANY展

佐賀の郷土玩具尾崎人形の絵付けワークショップ

Secrets of Southern Japanシリーズより尾崎人形《MOSS MOSS STUMP》 2017年

Secrets of Southern Japanシリーズより尾崎人形《MOSS MOSS STUMP》 2017年

COMPANYもコラボレートした佐賀県神埼市の郷土玩具「尾崎人形」の絵付け体験をおこないます。

日時:2018年4月15日受付時間13:00〜16:00
会場:会議室イムズ8F
講師:佐賀一品堂 城島正樹さん
参加費:2,000円
※予約不要。限定40個なくなり次第終了
アルティアム受付で整理券を配布し、順番にご案内いたします。

【展覧会ページ】
SECRETS FROM FOREST
森のヒミツ COMPANY展

2018/3/17 − 4/22

森のヒミツ COMPANY展

ギャラリーツアー

本展担当ディレクターによる作品解説をおこないます。

日時:2018年4月7日 14:00〜20分程度
会場:三菱地所アルティアムイムズ8F
※参加無料・予約不要要展覧会チケット

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SECRETS FROM FOREST
森のヒミツ COMPANY展

2018/3/17 − 4/22

森のヒミツ COMPANY展

オープニングレセプション レポート

初日3/17(土)に開催したオープニングレセプションのレポートをお届けします。フィンランドからデザインユニットCOMPANYのヨハン・オリンさん、アーム・ソンさんをお迎えしました。お二人のご挨拶は八女・うなぎの寝床の渡邊令さんに通訳していただきました。
(以下はオープニングレセプションでのトークを一部抜粋・編集したものです。)

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COMPANYのアーム・ソンさん(左)とヨハン・オリンさん

(ヨハン・オリンさん)(日本語で)いらっしゃいませ。

(アーム・ソンさん)こんにちは。アーム・ソンです。

(ヨハンさん)ヨハン・オリンです。私たちはフィンランドのヘルシンキを拠点に活動しているCOMPANYです。

(アームさん)たくさん知っている顔も見えます。素敵な皆さんが集まってくださって、嬉しく思っています。

(ヨハンさん)私たちは世界中の伝統工芸やクラフトのマスターたちと一緒にものづくりに取り組んでいます。今回九州の作り手の方々と制作をする機会を与えていただき、私たちは本当に楽しませていただきました。

(アームさん)以前、私たちは青森や東北のこけし職人の方々と出会い、特に日本文化やものづくりのスピリチュアルな部分にとても影響を受けました。青森のプロジェクトが終わった後に九州に来てみたら、東北と空気が違うことが分かりました。九州で様々な人と関わる中で、リラックス、ハッピー、ハハハというような雰囲気を感じました。九州にいる間に屋久島などたくさんの森に行きました。たった一個のおにぎりを持って、6時間も屋久島でハイキングをして、木々や森のパワー、エネルギーをとても感じました。

私たちの家族に新しく柴犬のヤヤを迎えました。毎日10kmくらいフィンランドの森に散歩に出かけます。「私たちは何のためにデザインをしているのだろう」と森に行くと思うようになりました。形、色、食べ物も森の中にはある。ある意味デザインを全く必要としない空間が森にはある。森はそういったことを考えさせる場所でもあります。

もちろん森は素晴らしい。ただ街に戻ってくると、そこにはカフェやレストランがあって、マーケットがあって、ヤヤも一緒に行くのが好きで。人々が住んでいる街の生活も私たちはとても好きです。だから、この展示では、ものがあり人がいる、にぎやかな街の世界と、ある意味デザインを必要としない完璧な森と、その間をつなぐものづくり、デザインしたものを自分たちなりに表現しました。

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(ヨハンさん)最後に、今回アルティアムでたくさん力をいただいた安田さん、什器など素晴らしい仕事をしてくださった徳永昭夫さん、うなぎの寝床の原博子さん、そして、作り手を案内してくれた渡邊令さん。皆さん、本当にありがとうございました。

(アームさん)私たちは日本語は少ししか話せませんが、あまり言葉は必要ないと思っています。会場の天井にスケッチを展示していますが、制作する中で世界中の作り手の方々とやり取りをした時に使ったヒミツのメッセージ、コミュニケーションの痕跡です。会場にいる皆さんとも何か伝わらないことがあれば、絵を描いてコミュニケーションしましょう。

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ご挨拶にあった通り、このあとも、気さくに皆さんとお話されたり、サインに応じたりしていました。なかには、一緒にものづくりをした作り手の方の姿もありました。

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お二人の来場はこの日が最後の機会となりましたが、会場の映像でCOMPANYの二人に会えます♪ぜひ会場でCOMPANYのチャーミングなスピリッツに触れてください。会期は4/22(日)まで!

【展覧会ページ】
SECRETS FROM FOREST
森のヒミツ COMPANY展

2018/3/17 − 4/22

津田直 エリナスの森

アーティストトーク&写真集刊行記念サイン会

Talk & Book signing by the artist

本展作家によるトークの後、写真集刊行を記念して会場内にてサイン会をおこないます。

日時:2018年5月19日アーティストトーク14:00〜14:20、サイン会14:30〜
会場:三菱地所アルティアムイムズ8F
※参加無料・予約不要要展覧会チケット

Date and time:  Saturday, May 19, 2018  Talk: 2:00 pm – 2:20 pm, Book signing: 2:30 pm –
Venue: Art Gallery Mitsubishi Estate Artium IMS 8F
* Free with ticket, no registration required

【展覧会ページ】
津田直 エリナスの森
Nao Tsuda Photo Exhibition | Elnias Forest

2018/4/28 − 5/27

津田直 エリナスの森

津田直スライドショー&トーク

Nao Tsuda slide show & talk

リトアニア専門店を営む松田沙織さんをお招きし、津田直が本展とリトアニアでの撮影時のエピソードを語ります。

日時:2018年5月5日土・祝14:00~15:3013:30開場
会場:セミナールームAイムズ10F
ゲスト:松田沙織LTshop店主
参加費:500円
定員:60名自由席
申込:アルティアム092-733-2050まで要電話予約。4月11日より受付開始。

Date and time: Saturday, May 5, 2018 Japanese holiday 2:00 pm – 3:30 pm doors open at 1:30 pm
Venue: Seminar Room A IMS 10F
Guest: Saori Matsuda, LTshop Owner
Fee: 500 yen
Limited up to 60 people free seating
Please register by phone: Art Gallery Mitsubishi Estate Artium 092-733-2050.  Registration opens on Wednesday, April 11.

【展覧会ページ】
津田直 エリナスの森
Nao Tsuda Photo Exhibition | Elnias Forest

2018/4/28 − 5/27

津田直 エリナスの森

オープニングレセプション《作家来場》

Opening reception with artist’s appearance

津田直を迎えて、オープニングレセプションを開催します。

日時:2018年4月28日18:30〜20:00
会場:三菱地所アルティアムイムズ8F
※参加無料・予約不要

Date and time: Saturday, April 28, 2018 6:30pm – 8:00 pm
Venue: Art Gallery Mitsubishi Estate Artium IMS 8F
*Free, no registration required

【展覧会ページ】
津田直 エリナスの森
Nao Tsuda Photo Exhibition | Elnias Forest

2018/4/28 − 5/27

密やかな部屋 ―きらめく昆虫標本―

おしえて!丸山先生 Q&A紹介

会場に設置している質問BOXに、ご来場の皆さまからたくさんの質問をいただきました。その中からいくつかの質問に丸山宗利さんにお答えいただきました!青い文字が丸山先生からの回答です。ぜひお読みください♪
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・けむしはどうしてさわったらかゆくなるの?(りゅうせいくん 6才)
実は触るとかゆくなるようなケムシはあまりいません。福岡だったらドクガやイラガのなかまなどの一部だけです。ドクガのなかまの幼虫は毒針毛といって、毛に毒があります。イラガのなかまの幼虫は体の突起に注射器のような毒針があります。

 

・福岡でツノゼミを見つけたいです。どの辺にいますか?(千裕さん 小4)
いちばんよく見つかるのは、ただの「ツノゼミ」です。夏の暑い時期(7月~8月)に高い山(できれば1000m以上)に行くと、あちこちの木の枝先についていますので、探して見てください。私は英彦山と脊振山でたくさん見ました。

展示中のツノゼミの一部

展示中のツノゼミの一部

 

・ミイデラゴミムシのガスは100度位なのに、なぜゴミムシは耐えられるのですか?
お腹に2種類の液体が入った袋(ヒドロキノンと過酸化水素)が別々にあって、それがお腹の先端で混ぜ合わさることによって、100度のおならになります。お腹のなかに100度の液体があるわけではありませんが、混ぜ合わせる先端部分は頑丈にできています。

 

・テナガカミキリムシはどうして手が長いのですか?
カブトムシが角を使うように、メスをめぐってオス同士で戦うためです。メスの手はそんなに長くありません。テナガオサゾウムシも同様です。

 

・バイオリンムシはどうして平べったいんですか?
サルノコシカケというキノコに住んでいて、その隙間に入り込んでいるので、ひらべったいのです。

会場内に展示中のバイオリンムシ

会場内に展示中のバイオリンムシ

 

・ゾウムシはどうしてゾウムシってゆうの?(ゆきたくん 6才)
口が長く伸びていて、それがゾウの鼻のようだからです。先端に口があって、植物に穴をあけて、そこを食べたり、卵を産んだりします。

 

・ちょうちょうは花の蜜を吸うだけであんなに大きくなるんですか?
チョウ(成虫)になったらもう大きくなりません。イモムシ(幼虫)のときに食べた葉っぱの栄養で大きくなります。蜜は卵を産んだり、交尾したりするための栄養です。

 

・どうしてオスが見た目が良い昆虫や動物が多いのですか?(由加さん)
いろんな理由がありますが、メスをめぐって戦うための武器だったり(クワガタのおおあご)や、オス同士でなわばりあらそいや同種認識するための模様(チョウ)だったりします。

 

・昆虫のどんなところに惹かれますか?
多様性ですね。とにかくたくさんの種数が存在し、無限に新しい出会いがあるところ。

 

・蝶と蛾の違いを教えてください。
蝶は蛾のなかまです。つまり蝶は蛾に含まれます。蛾のなかでも、昼間に活動し、触角の先がマッチ棒のようになっているのが蝶だと思えばだいたい間違いありません。ただ、例外もあってややこしいです。

会場入口に展示しているニシキオオツバメガは「世界で最も美しい蛾」と言われているそうです

入口に展示しているニシキオオツバメガは「世界で最も美しい蛾」と言われているそう

 

・標本は時間が経つと色落ちしたり型が崩れたりしないのでしょうか?
光に当てるとどうしても劣化(色落ち)します。とくにチョウの標本がダメになりやすいです。ですのでこの展示では光を暗めにしています。甲虫は100年くらいは変化なく保存できます。湿度と害虫にも気を付ける必要があります。

 

・ゴキブリは進化しているのですか?
原始的といわれるゴキブリでも、日々進化しています。近年では殺虫剤が効きにくくなっているものもいて、これも一種の進化です。

 

・人間と昆虫の関係は一番どうあるべきでしょう?
昆虫がいないと地球の生態系は成り立ちません。嫌いなのは仕方ないとしても、地球のなかまとしてその存在を尊重し、共に生きていかなくてはなりません。

 

・なんで日本の虫は地味で外国の虫はキラキラなんですか?(のぶさん 34才)
日本にもキラキラの虫がいます。熱帯は日差しが強いので、きわだってキラキラしたものがいたりしますが、地味な虫もたくさんいます。ここではきれいな虫を偏って展示しているにすぎません。

 

・モルフォチョウの仲間は標本の体(下半分)がないものが多いのですがなぜですか?
体から脂が出やすく、腹部があると、油が滲んで、翅が真っ黒になってしまうからです。現地の採集者が捨ててしまうのですが、標本としては残念なことです。

 

・何故昆虫を接写しようと思われたのでしょうか?とても美しく斬新だと思いました。(美沙さん 大学生)
肉眼では見えない構造をお見せすることによって、昆虫にはまた別の世界があることをお見せしたかったからです。

「深度合成写真撮影法」による昆虫写真

「深度合成写真撮影法」による昆虫写真

 

・ヘラクレスオオカブトの立派な角の下にあるふさふさしているものは何のためにあるのですか?(たけまささん)
オス同士でケンカするとき、相手を挟んで投げ飛ばすのですが、その際に滑り止めの役割を果たします。

 

・蝶の羽は、何の素材(物質)で出来ているのですか?見れば見るほどシルクにしか見えません。(ひろみさん)
カニの甲羅と同じような成分で、そこに生えている細かい毛が板状になっていて、タイルのように模様を作り出しています。

 

・深度合成写真にあるところどころツンツンとした触覚のようなものは何でしょう?蝶以外の虫にはだいたいありました。
毛です。昆虫の体にはいろいろな種類の毛が生えています。模様を作るための毛であったり、根元に神経があって、感覚器官となっていたり、その役割や構造はさまざまです。

 

・日本では昆虫食は一般的ではありませんが、先生は昆虫を食べることはあるのでしょうか、あればおいしい昆虫とオススメの調理法を教えてください。昆虫は栄養があるのでしょうか?
あまり食べたことはないのですが、コオロギはおいしいです。あと、タガメはかんきつ系の香りがするカニのようで、なかなか美味しいものでした。

 

・オオツノハナムグリの仲間で展示されていたモノたちは同じ種類なのでしょうか?背中の黒い部分と白い筋、ワレメの差が随分あるのですが違う種類だからですか?個体差なのですか?不思議です。(月さん)
だいたい1種につき数箱で、箱が違えば別種です。地域によって別の種にわかれていたり、同じ場所のものでも個体によって大きな模様の変異があったりします。

 

・タガメについて教えてください。以前沢山タガメを飼っていました。餌はオタマジャクシをあげるグループ、メダカをあげるグループがいました。いづれのグループも餌をたくさん食べた後死んでいまいました。多分満腹になるまで餌を食べたと思います。(タガメのお腹が膨らんでいました)なぜ死んだのでしょうか?
食べ過ぎで温度が下がると消化できなかったり、場合によっては食べ過ぎで消化不良になってしまうこともあります。あと、たくさん糞をすることによって水が汚れ、水面に膜がはって、うまく呼吸できずに死んでしまうこともあります。1回あげたら数日から1週間はなにもあげなくていいです。

 

・バイオミメティクスについて興味があります。甲虫類の羽の折りたたみ構造は明らかになっているのでしょうか?甲虫の種類によって違うのですか?何かの製品に応用されていますか?具体的に知りたいです。
最近ではハネカクシとテントウムシで明らかになっていますので、以下のページを見てみてください。ハネカクシの研究では私も協力しています。
ハネカクシ
テントウムシ

 

・30年位前子どもの頃、アオオサムシを手にのせたとたん、おしりから白いガスを噴射されました。目の周りがピリピリして刺激臭がしました。あのガスは何ですか?身を守る方法ですが、体の中で化学変化を起こしたりいているのでしょうか?
オサムシの出す物質は、メタクリル酸が主成分で、非常に強烈な匂いと腐食作用があります。体内にある袋から直接噴射します。目に入ったりすると大変で、皮膚の柔らかい部分につくとやけどようになります。

 

・細かい作業の連続だと思いますが、昆虫に夢虫になりすぎてずっと同じ大勢のままでいると、体中が痛くなったり動かなくなったりしませんか?何かいい対処方法があったら教えてください。(昆虫好きの主婦さん 44才)
なります。肩が凝ったりします。そうなったら山に出かけます。

 

・昆虫の擬態という現象が不思議でなりません。そのメカニズムは解明されているのでしょうか?(敏行さん)
突然変異が生じ、そのなかでたまたま生存に有利なものが生き残っていき、その積み重ねで植物に似たり、毒のあるものに似たり進化していきます。虫が「よしこうなろう」と思ってなるものではなく、膨大な時間をかけた進化の賜物です。

 

以上、いかがでしたか?丸山先生は『昆虫こわい』、『きらめく甲虫』(幻冬舎)、『昆虫はすごい』(光文社新書)など著書も多数あります。この機会にお読みいただくと、より昆虫に興味を持っていただけるのでは♪
ご協力いただいた丸山先生、本当にありがとうございました!

【展覧会ページ】
密やかな部屋 ―きらめく昆虫標本― 
WORLD OF INSECT SPECIMENS

2018/1/20 − 3/11

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