中村哲也展 SPEED GIG

レセプション&会場内レポート3

作品解説レポートの3回目は新作のご紹介です!

(以下は1/18のレセプションでの中村哲也さんの挨拶を一部抜粋・編集したものです。)
新作「FRANKEN(フランケン)」
展 覧会が始まる2週間くらい前に出来上がったばかりの新作は、他の作品と大きく制作方法が違います。この作品は作ったのですけれども、実は作ってないとも言 えます・・・。というのも、一つ一つの部品は既製品のオートバイのパーツを組み上げていっているのです。だいたい30〜40台のオートバイのパーツをパズ ルのように組み合わせていきました。穴が空いている部分は実際の風を取り入れるエアインテークや、ウィンカーレンズの穴など、実際は用途があるものをただ ビジュアルがかっこいいというだけで組み合わせています。オートバイのおいしいところをいっぱい集めて、新しい物を作り出すという発想で作った作品なので 名前は「FRANKEN(フランケン)」です。

今回は色々なオートバイのメーカーがごちゃ混ぜになっていますが、今後の展開ではひとつのメーカーだけで作ることで持ってる癖だとかその時の流行だとかが強調されて面白いのではないかと考えています。

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▲今後のシリーズ化に繋がっていくような期待の新作です。

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▲近づいて観ると…ロボットのようでもあります。塗装はイタリア高級車ランボルギーニをイメージされたとか。

 

ドローイング
人に見せるために描いたものではなくて、作品を作る時に描いてイメージを高めたり、寸法を出したりするために使っているものです。ですので、実際の作品と同じものも展示しています。
ミ ニチュア模型を拡大して大きい作品を作るためのマケットで、高松市美術館に収蔵されている大きい作品のミニチュア作品です。作品を作る過程で生まれたもの で見せるために描いたわけではありませんが、実際の作品と見比べたりして頂くと面白いと思いますので、今回は展示しています。このドローイングとこの作品 が同じだと探しながら見ていくとより楽しめるかもしれません。

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成田空港展示作品 模型(1/24~展示中)
2006年に制作した作品が成田空港に展示されています。

アーティスト:中村哲也 “Blue Sky East”  場所:4F出発ロビー 撮影:フォワードストローク

アーティスト:中村哲也 “Blue Sky East”  場所:4F出発ロビー 撮影:フォワードストローク

4.5メートルの巨大な飛行機をモチーフにした彫刻です。そのドローイングと、ドローイングをもとに精巧な1/6模型を作ったものを展示しています。

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▲ フォルムはもちろん、塗装がとても特徴的です。表面の図柄は、「B.S. East」(左)が東の雲、「V.O. West」(西)が西の波を表し、これは太陽が東の空から昇り、西の海に沈むことから着想を得、雲は平等院の「雲中供養菩薩」、波は「海賦文様」という日 本の伝統文様をベースにしているそうです。日本の空の玄関にふさわしく日本の伝統美を取り入れた図柄にうっとりします。

【展覧会ページ】
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