Art Jewelry Today 現在進行形のジュエリー

会場内ご紹介<5>

会場内のご紹介は【アート&ファッション】(後半)でいよいよ最終回です。

ペンタ
ビーズ刺繍の作家です。ビーズ刺繍は洋服につけることが多く常につけられないので肌につけられる刺繍を考えて、作品を作っています。広島のビーズメーカーとして世界的にシェアの高い「トーホー」という会社にガラスのビーズを発注してオリジナルを作ってもらっています。つや消し、透明など、工程映像がありますのでご覧ください。

penta

・・・
光島 和子

ガラスの作品で第一人者の作家です。シェイクスピアの物語をテーマにした作品を展示しています。舞台美術で活躍する松岡泉さんの箱とセットで一つの作品になっています。ガラスが溶けるとき、割れるときの一瞬が一番美しいと思っているので、ふちを割っただけの作品や溶ける瞬間の時を止めているような感じの作品です。つやがあって透明感があって一瞬を捉えて作品にするので表情豊かです。同じものはできませんので全て一点物です。

mitsushimakazuko

・・・
フェリカ・ファン・デル・リースト

テクニックとしては編み物と動物のフィギュアと貴金属の加工を組み合わせています。動物マニアでもあるので動物の特性やキャラクターを活かした作品になっています。ピーナッツに葉っぱをつけている作品のチンパンジーは本物の金歯と指輪をしています。動物が本当に好きな作家でクイズ番組に出るくらいです。

felikevanderleest

・・・
小林 モー子

オートクチュールビーズ刺繍のテクニックをつかった作品です。オーガンジーの刺繍台を作って、上からかぎ針を刺して下から連になったビーズの糸の部分を掬い上げて一つ一つ裏に留めていくタイプの刺繍で、フランスのオートクチュールの洋服の装飾に使うテクニックと素材です。素材はすべて80年ぐらい前のガラスのビーズで今はこのサイズのビーズを作っているところはありません。ブローチはひとつで数百回の刺繍していて、時間がかかります。なぜ刺繍でブローチを作っているかというと、学んだフランスの学校というのが、歴史のあるオートクチュールに欠かせない学校で、一時経営難に陥った時にシャネルが買い上げました。日本ではあまりオートクチュールの刺繍のドレスを着る機会もないので、刺繍をどうやったら着けてもらえるかを考えて、ブローチにしました。

kobayashimoko

・・・
ジュンジュン

かぎ針の細編みで編んでいます。細い糸を使って造形力があるので何でも作ることができます。本人は誰にでもできると言いますが、ここまでできる人はなかなかいません。カリフラワーとブロッコリーの違いも編み分けています。売っている糸はきれいな色なので鮮やか過ぎて気持ち悪いと、染めも自分でやっています。色むらがあってくすんだ色のほうが本物に近くなります。イギリスやオーストラリアにコレクターがいるほどの人気がある作家です。

junjun

・・・
オン ザ ライン

絵と一緒にしたインスタレーション作品です。
このコレクションは、物のあふれる都市に暮らしながら自分だけの宝物を必要とする、そんな女性のために作られています。磁器に使われる土には宝石や貴金属のような素材的な価値はありませんが、いつであれ自分だけの価値を見出す人はいるはず、と発表から10年経た今でもブランドコンセプトとしているそうです。

onzaline

・・・
山崎 航

日本の伝統彫金の技術を用いた作品です。葉っぱのブローチの工程を見せています。最初は平らで、糸鋸で葉っぱの型を作って葉脈をつけて、叩いて板を立体にします。グリーンゴールドの18Kで、金が75%、銀が20%程度なので、赤みが抜けて黄色み白みが出るので緑っぽくなっています。レッドゴールドと組み合わせて植物の色に近付けて作っています。帯止めや鍔の装飾に使われます。このような繊細な技術が日本は得意なところです。日本は100年から150年前までジュエリーがなかった特殊な国ですので、日本の伝統技法を使ったジュエリーは世界的にみても面白いものです。

watanabewataru

・・・
ミナペルホネン

シーズンごとに生み出される多様なテキスタイルを基に、コレクションのテーマに合わせ創作されるアクセサリーです。一遍の詩から生まれる刺繍のネックレスやコレクションの生地を用いて作られたブローチなど、独創的な世界観を持つアクセサリーを展開しています。展示のチュール素材のネックレスは、言葉がそのままデザインになったもの。是非、会場でデザイナー皆川明さん直筆の詩と合わせてご覧下さい。

minaperhonen

・・・
シアタープロダクツ

きれいな コスメティック=女性が使う化粧品 のボトルをモチーフにしています。ファッションブランドらしい華やかにコレクション用に作った作品です。2013-14AW“FRIDAY”のコレクションテーマに沿って制作されたアクセサリーです。仕事に出かける時間とアフターワークの時間をイメージしてデザインしたON/OFFのネックレスのうち、朝の時間をイメージしたシリーズ。メイクアップのための化粧品の容器や、櫛などといった女性らしいモチーフがチャームとなっています。

theatreproducts

・・・
彦根 愛

ちょうちょをモチーフにしたブローチです。ジャガード織りで周りをカットアウトしてボディの部分には肉付けしています。今回は100点を用いてインスタレーション作品としました。

hikoneai

会場内のご紹介をお楽しみいただけましたでしょうか。会場内に作品ガイドもご用意しております。現在進行形のジュエリーをどうぞご堪能ください☆☆

【展覧会ページ】
Art Jewelry Today
現在進行形のジュエリー

ニュース&レポート アーカイブ