荒井良二じゃあにぃ

【ライブライティング・ライブペインティング】その場小説 その場の絵レポート

九州産業大学4年、博物館実習生の青木です。

8月1日にイムズホールで行った公開制作ライブライティング・ライブペインティング「その場小説、その場の絵」のレポートです!
暑い中にも関わらず会場には多くの方に参加していただきました。

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小説家いしいしんじさんと、荒井良二さんのアートセッション。
色とりどりの絵の具やマジック、テープなどを使い大きな板に、いしいさんのその場で作り上げた即興小説に、荒井さんがイメージした絵を描き、ときには客席まではみ出し、観客をまきこんで制作し完成していく姿は圧巻でした!

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▲即興で小説を書くいしいしんじさん。「えかきくんは今日もたったひとり洞穴の中を歩いています…えかきくんの不思議なたびがはじまる」

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▲いしいさんの小説をイメージした絵を描く荒井良二さん。

参加者とジョークを交えつつのトーク、作品を作り上げる2人の息のあったコンビネーションがみられました。

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自由でユーモア溢れる作品が完成!出来上がった作品はアルティアムに展示中なので是非実物をご覧になってください。

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制作後は、本展に合わせて出版された『鳥たちは空を飛ぶ』の著者で、本のスペシャリスト目黒実さんを交えてのトークショーです。

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お互いの作品についてのお話しや、目黒さんからの質問に対して荒井さん、いしいさんに回答していただきました。少しご紹介します。
(以下はトークの内容を一部抜粋・編集したものです。)
(目黒さん)せっかく船が出来ているので、「船」について何を思い出しますか?
(いしいさん)2歳の頃、フェリーに線路が続いていて電車ごとそのまま船に乗って香川県の高松まで行った思い出が、衝撃的でいまだに忘れられずにいます。
(荒井さん)前日にも福岡の能古島に船で行ったのですが、新しい大陸、島を発見する喜びや期待、不安が好きです。

(目黒さん)自身の子ども時代は作品制作へ影響はありますか?
(いしいさん)4歳の頃に書いた話は上手だったわけではなく、切実にこの話を書かなければならないという気持ちで書きました。そして、やり遂げたという思いが自信に繋がっていると思います。その時書いたものには30年経った今も超えられません。
(荒井さん)切実な思いがどうアートに繋がっているかということについて言うと、絵を描くということ以前にただ線を引きたい、色を塗りたいという気持ちがあるだけです。なのに絵を描こうとバカな挑戦をしているように感じます。原点に戻るために(いしいさんのこの話のように)洞穴に入っていかなければなりませんね。

 

お2人の船についての楽しい思い出や、幼少の頃からのこだわりが現在の創作活動に活かし続けられているのだと感じました。

イベントの最後には、最新刊『鳥たちは空を飛ぶ』(目黒実著、荒井良二絵)発売記念のサイン会も行いました。
今回参加いただきました皆さまありがとうございました。

三菱地所アルティアムの「荒井良二じゃあにぃ」では、今回の荒井さん、いしいさんによる作品の他に荒井さん最新刊の絵本『鳥たちは空を飛ぶ』の原画、3人のトークショーの映像なども展示中です。ぜひ、ご鑑賞ください!

 

【展覧会ページ】
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