Local Prospects

会場内のご紹介2

「Local Prospects ―海をめぐるあいだ」会場内の様子をご紹介するレポート記事です。
今回ご紹介するのは、沖縄を主題にしながらも多様な解釈と詩情を内包する映像や写真を発表する山城知佳子の作品です。

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本展では、彼女の代表作の一つである《アーサ女》(2008)と、《アーサ女》が撮影されたのと同じ場所、護岸工事が進もうとする現場で2015年に追加撮影された映像を組み合わせたインスタレーションを発表しています。まさに「いま」の沖縄を映し出す作品は、一番奥に大きく映し出される《アーサ女》(2008)の映像の海に浮かび、漂っているようです。
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《アーサ女》は、”アーサ”という海藻に絡まる女性の写真8点と波間に漂う映像からなるインスタレーション作品です。詩的な美しさを持ちながら、沖縄の置かれた状況を静かに伝えているようでもあります。

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追加撮影された映像は、2つのスクリーンに両面から映し出されています。入ってすぐのスクリーンでは、”おにぎり”を握っている場面が繰返し流れています。奥のスクリーンでは、その”おにぎり”を《アーサ女》が2008年に撮影されたのと同じ場所へと運んで行き、そこにいる人々に差し出す様子が出てきます。”おにぎり”が象徴するものは何か、想像力が掻き立てられます。報道やドキュメンタリーとは異なる、アーティストの目から見た沖縄の姿を感じられる作品にもなっています。

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作家による作品解説が聞けるアーティストトークは12/4(金)に開催します。詳しくはこちら

気になる方は是非ご参加くださいませ。

【展覧会ページ】
Local Prospects
―海をめぐるあいだ

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