伊藤隆介のフィルム・スタディーズ

オープニングレセプション レポート

初日に開催しましたオープニングレセプションの様子をお届けします! 伊藤隆介さんの挨拶を抜粋でレポートします。たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。

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(ディレクター・笠井)皆さま、本日はご来場いただきまして、誠にありがとうございます。『天神洋画劇場 伊藤隆介の「フィルム・スタディーズ」』と題しまして、映像作家、美術家でいらっしゃいます伊藤隆介さんの九州で初めての個展です。では、早速伊藤さんからご挨拶いただきたいと思います。

(伊藤さん)今回展覧会を開いていただきました作家の伊藤でございます。僕は福岡に初めて来たのがアジ美のトリエンナーレで10年近く前ですけど、その時からまた帰ってきたいなと思っていました。こういう機会をいただきまして、とてもうれしく思っています。

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(伊藤さん)今回の展覧会の目玉だと思ってるんですが、こちらはイラストレーターの上田信先生が描き下ろしてくださいました天神洋画劇場のオリジナルポスターの原画です。これを見たとき、とっても僕も感激しました。と言うのは、上田先生は、僕ら子どもの時にタミヤ模型のボックスアート(プラモデルの箱絵)として、わくわくするようなイラストを描いてくださっていた、サブカルチャーの恩人みたいな方なんです。そんな上田先生にこんなに素晴らしいポスターを描いてくださいまして、もうこれ見たら帰っていいよっていう感じがするんですけど(笑)。他の作品もじっくりご覧になってください。

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(伊藤さん)今回は映画をテーマにした展覧会でして、実はあちこちに昔の映画のポスターが貼ってあります。1970~80年代のものが多いんですけど、特に1970年代は、僕が子どものとき、映画館で予告編やポスターを見て、怖くて眠れなくなった、トラウマになっているものが多いんですね。そのひとつに、ユル・ブリンナーが出演している「ウエストワールド」という、ロボットがアミューズメントパークで人間を襲ってくるっていう怖い映画があります。それで、子どもの時からアミューズメントパークのこと、ちょっと怖いんですね。そういうことを思い出してつくった作品が展示室の最初にある《恐竜の支配》です。僕がアミューズメントパークに行って不思議だなと思うのは、怖いことばっかりなんですね。日本でも、世の中は怖いこと多いんですけど、わざわざお金を払って、怖い思いをしに行く。僕はそういうところが、人間ってとってもおもしろいなと思っているんです。今回の作品の多くは、そういうテーマでつくられている作品が多いですね。火事だとか、飛行機が揺れていたり。子どものときはすごく怖かったんですけど、だんだん大人になってくると、そういうものに寄ってきていますね。今回特に70~80年代のパニック映画をテーマにした大きい理由のひとつです。

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それぞれの作品解説については、6/5(日)に開催したトークイベントが拡大版となりましたので、詳しくはそちらのレポートでお届けいたします!おたのしみに!

【展覧会ページ】
天神洋画劇場
伊藤隆介の「フィルム・スタディーズ」

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