okinawan portraits 2012-2016

オープニングレセプション レポート

作家の石川竜一さんをお迎えし、開催したオープニングレセプションの様子をお届けします!会場内を埋め尽くす作品に囲まれながら、ご挨拶をいただきました。また、ご挨拶のあともお客様一人一人と話されており、特に学生の方が多かったのが印象的でした。当日はたくさんのご来場、ありがとうございました。
(※本文は、レセプションでのご挨拶を一部抜粋・編集したものです。)

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(ディレクター・鈴田)本日は展覧会「okinawan portraits 2012-2016」にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。展覧会の初日ということで、作家の石川竜一さんにお越しいただきました。

(石川竜一さん)はい、石川竜一です。どうもありがとうございます。

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(鈴田)本展は3つの構成に分かれてまして、まずこの部屋は新作(「okinawan portraits 2012-2016」)の部屋になります。入り口から入ってすぐの部屋には「okinawan portraits 2010-2012」と「絶景のポリフォニー」の2作品を展示しています。今回、新作が福岡で初公開ということで、なんと60点もの新作をご準備いただきました。石川さん、この新作について、どんな思いで制作されたかということや前作「okinawan portraits 2010-2012」との違いなどをお聞きしてもいいでしょうか。

(石川)特に僕は意識して分けているわけではないのですけど、まぁ確かにこうして見ると(「okinawan portraits 2010-2012」とは)違いますよね。撮ってて、自分でちょっと変わったかなと思うのは「風景」を多く撮影しています。「okinawan portraits 2010-2012」の中には風景は入ってなかったけど、同時に出した「絶景のポリフォニー」シリーズの中には、風景もスナップも入っていました。元々、「風景」と「人物」はあんまり分け切れるもんじゃないなって思っていた部分もあったので、同じような感覚でどちらも見れたらな、みたいに思っていて、それが少しずつ形になってきたっていうところはありますね。

あと、「okinawan portraits 2012-2012」「絶景のポリフォニー」以降の写真作品は、単純にカメラが新しくなってますね。お金が入ったから新しいカメラを買おうと思って、カメラのフォーマットが横長のフォーマットだったっていうことが単純にあって、そういういろんなことが重なって、ポートレートも人物だけではなくて「集団」などを撮るようになったんですよね。

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(鈴田)より「集団」だったり、その「人」の置かれた状況を全てを写し込んでいったっていう。

(石川)そうそう、そういうところから「風景」とか「背景」も入ってくるようになって。風景や背景にも意識がいってるな、ということを自分で(後から)確認してたんです。

(鈴田)バイクに乗って沖縄の各地を巡って、そこで出会った人たちを撮影していくとスタイルで、いろいろな方々を撮影されてますけど、非常に印象に残るというか、強烈な印象の方も多く含まれていますよね。

(石川)そうですよね、でもそんなに珍しい人たちでもないんです。状況とかその人のいろいろな重なりが、ちょっとした違和感や面白さを生んでて、そういう時に「あ、おもしれー」と思って、写真撮ったりもして。その時、写真を撮る時に思うこと、なんで撮ったかという理由も状況もバラバラなんですよね。その時にならないと、それってわからないことだから。ただ「こうしたいんだ」というものじゃなくて、そういう、そこに起きたことに反応していけたらいいなと思ってますね。

(鈴田)福岡の街でも、設営中に抜けた先々でパッ、パッと撮影をされていて、さすが石川さんだなと思いました。常に何かを探しているというか、撮っていますよね。

(石川)いやいや結構撮れないんですよ。最近、撮る枚数が減ってるから、ちょっと欲求不満ですよね。

(鈴田)今回、展覧会の会期中に新刊が出ますよね。『okinawan portraits 2012-2016』というタイトルで、この新作に写っている人たちを収めた写真集が発売になるんですけど、これもすごいボリュームですね。見本を店頭に置いてるんですけど、ものすごいページ数で、本当に出来上がりが楽しみです。初日に間に合わなくて恐縮なんですが、9/20(予定)には一般発売されるそうです。

(石川)買ってください。僕もお金入ったら、どれだけ早く使えるかっていうのが僕の中で勝負で、一つの楽しみなんです(笑)。だから、いつもカメラもどんどん新しくなっていくし、入ったら入っただけもう全部使うんです。僕も結構そうやって、勢いでいろんなことを「えいやっ」ってやるんですけど、赤々舎も(新刊のように)ごついものを毎回作ってくれるんです。値段に対して結構ありえないもので、細かく言っても仕方ないんですけど、とにかく本としてもすごいです。

(鈴田)そして、福岡の会場でこれだけの新作をこんなに沢山展示できた、というのは本当に光栄なことだと思っています。

(石川)僕も展示してもらえて、本当にありがたいです。

 

ご挨拶後は、たくさんの来場者に取り囲まれて、気さくにお話いただきました。

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また、写真集にサインを書いたり、写真撮影に応じてくださった石川さん。

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翌日9/4(日)に行われたアーティスト・トークのレポートも後日アップ予定です。
展覧会は9/25(日)まで。
新作60点、過去の2シリーズから30点の計90点…!圧巻の展覧会をどうぞお見逃しなく!

【展覧会ページ】
石川竜一
okinawan portraits 2012-2016

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