田根 剛|未来の記憶

オープニングレセプション レポート

Archaeology of the FutureーImage & Imagination

初日に建築家・田根剛さんをお迎えし、オープニングレセプションをおこないました。当日は会場に入りきれないほどたくさんの方にお越しいただき、大変なにぎわいのなかご挨拶いただきました。
(以下はオープニングレセプションでのトークを一部抜粋・編集したものです。)

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(アルティアム・安田)本日は「田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the FutureーImage & Imagination」のレセプションパーティーにお越しくださり、誠にありがとうございます。本展は昨年秋に東京の二会場(TOTOギャラリー・間東京オペラシティ アートギャラリー)で開催されました展覧会を「Image & Imagination」というサブタイトルのもと、再構成し実現しました。関係者の皆さまに、心より感謝の気持ち申し上げます。本当にありがとうございます。

アルティアムとしましても、建築の展覧会は約5年ぶりということで、世界で活躍される田根剛さんに、ここで展覧会を開催いただきましたことを嬉しく思います。それでは、田根さんからご挨拶をお願いいたします。

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(田根剛さん)こんばんは。建築家の田根剛と申します。今日はお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。僕自身、福岡に来るのは初めてです。一昨日着いてからほとんどこちらで最終確認をしており、なかなか街に出られなかったのですが、ようやく今日オープンして街を歩いた第一印象として、本当に文化度の高い街だなと感じました。海外に長く暮らしていると、わりと福岡出身の方に会う機会が多く、聞いてみると、福岡は東京に出るのも海外に出るのも感覚的には同じくらいだということで、海外に行く人も多いらしいですね。
そういう意味では今日こんなに集まってくださったことも含めて、好奇心の多い方が育まれるすばらしい環境だということが、なんとなく肌感覚としてあります。初めて来た街ながらもこんなに集まってくださって嬉しいなと思っています。

去年の秋にTOTOギャラリー・間という建築専門のギャラリーと、東京オペラシティ アートギャラリーの二会場で初の展覧会を開催し、それを福岡でやってくださるというお話をいただきました。

東京で開催した展覧会から、このアルティアムという会場に合わせて、展覧会を通して何を強く伝えたいかを再考し、「Image & Imagination」をテーマに、「物事を見てイメージすること」と「そこからより遠くへ想像力を働かせてつくっていくこと」を建築を通してやっていこうと構成しました。

展覧会は一回終わってしまうと再現は不可能なものだと思っています。その場所でしかできないことや体験できないこと、それを見る前と見た後とで、価値観に変化が生まれるような強いものをどうにか伝えたいという想いがあって。会場内の三つの部屋は異なる構成ながら、でもそれがひとつの建築、ひとつの建築家として形にできることを表現してみようと思いました。限られたスペースですが、濃密な体験が伝われば良いなという思いでやっていました。
たった三つの部屋でありながら、それぞれでまったく違う世界観と空間体験を、どうにかつくれたかなと思っています。
最初の部屋はイメージという二次元の表現で、真ん中の部屋では様々なプロジェクトの模型、奥の映像の部屋は光だけで出来上がった空間です。まったく異なる素材を使って、三つの会場をつくってみたので、そのアプローチの違いもぜひ楽しんでいただけたらと思います。

こちらのギャラリーは、一回チケットを買えば会期中何回来ても良いということなので、毎回来るたびに見えるものや伝わるものが変わってくるぐらい密度の濃い空間を体験しに、ぜひまた足を運んでくださると嬉しいなと思っています。ありがとうございました。

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「未来の記憶」をテーマに、三つの部屋を通して、イメージからイマジネーションへと飛躍していくプロセスをお楽しみください。
会期は3/10(日)まで。2/19(火)、2/20(水)は休館日です。ご注意くださいませ。
ご来場、お待ちしております。

【展覧会ページ】
田根 剛|未来の記憶
Archaeology of the FutureーImage & Imagination

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